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ダム・堤防さえあれば万事解決は、愚の骨頂であり、傲慢さの表れ。

2020-07-06 13:26:07 | 技術


ダムや堤防があっても、河川合流部の越水や逆流には無意味。
ていうか、堤防は高い程、越水・破堤したときの市街地へのダメージは、大きくなる。しかも、球磨川沿いは不安定な地質のため、ダム建設の適地がそもそも乏しい。たとえ建設できたとしても、早晩土砂に埋まり(土砂に埋まったダムに水量調整能力は期待できない)、ダム湖付近で土砂崩れが起きれば、ダムからの越水(北イタリアでは、そのせいで町が一つ消滅しました)は避けられません。

貴方はまず、高校地理の教科書と球磨川沿いを地形図を確認しましょう。
本来、人が住むべきでない地域に「なぜか集落が形成され」、被災地と化しています。

とコメント。
「北イタリアでは、そのせいで町が一つ消滅しました」
とは、
バイオントダム
のこと。
人間が地滑りをコントロールできる、という傲慢さによって生じた惨事。


河川学の権威によると、

河川には一つ一つ個性がある

という。
河川の個性に合わない河川・河川流域使い方は、破滅を招く。

球磨川沿いの山々は、概ね不安定の地質。
ちなみに、九州自動車道建設に際しての最大の難所は、人吉付近のトンネル工事でした。また、あの辺りでの鉄道建設の難儀ぶりも、それなりに知られている。

不安定の地質は、土木工事との相性が極めて悪い。
不安定な地質と個性の強い河川に挑むよりも、
浸水しなかった地域への集団移転の方が、
無難かつ迅速かつローコストな選択です。

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