兄達に母の様子を伝えたら
認知が進んできているんだろう、と。
被害妄想的なものなんだろうか。
母はなぜか父が面会に来たことをいつも忘れている。
だから、父が全然会いに来ないと思ってしまって被害妄想も強くなってしまうのかもしれない。
父が来なくて、寂しく思わないように
お父さんはちゃんとお母さんに会いに来ているよ、とリモート面会の度に繰り返すけど…
忘れちゃうよね
これも悲しい現実。
父も母と二人きりだと、あまり喋らないから印象が薄いのかも。
今日の母の顔つきが、とろ〜んとしていたのが気になった。
それでも時々、遠くを見る目が正気の目、いつもの昔の母の表情にふっと戻る時もあって、しっかりした目つき、っていうのか…
なんだか懐かしく感じた。
そんな母だけど、私との週一のリモート面会はちゃんと覚えている。
会う回数は父と一緒なのにね。
本当に不思議。
30分のおしゃべりはあっという間だね、という母。
私に、いつ(日本に)来られそう?と毎回聞く母。
これに答えるのは、心臓がズキっと痛む。
嘘は言えないから、正直に9月の末になりそうだと伝えると、
遅いね。
それまで楽しみにしてるわ。
と、母。
それまで元気でいてよ、と本心から言う。
私が行くまで、私のこと覚えていられますように。
はて…
父が面会に来た印を何か残すようにしてみようか、と思案中。
長年連れ添った父なのに、忘れられちゃうなんて。
ちゃんと母のことを大事にしてこなかった、母からのちょっとした罰なんじゃ?
そんなことをちらっと思ってしまったよ、お父さん。