ウルヴァリン 忍者ポスター

ウルヴァリン サムライの 忍者ポスター

 

こんにちは、嶋本です。

初めての方も多いと思いますので、自己紹介のページのリンクを貼っておきますので、

よろしかったらご覧になってください。

 

自己紹介ページ

 

 

 

今回は、2013年に公開されました

 

 

ウルヴァリン サムライ

 

 

のお話なのですが、

映画自体のお話は

 

 

もうみなさんご存じだと思いますので、

割愛させていただきますね。

 

 

その代わりにと言っては何なんですが、

 

 

このウルヴァリン サムライに

まつわる、私自身のお話を

少ししてみたいと思います。

 

 

 

書き終わって気が付いたのですが、

とてつもなく長くなってしまいました。

 

 

 

どうかご勘弁を・・・。

 
 

 

話はこのウルヴァリンの撮影より

数年前の事からお話させて頂きたいと思います。

 

 

 

私は約2年間ほど、全く役者活動が

出来なかった時期があるんです。

 

 

 

その時期の事に関しては、

完全に話が脱線してしまうので、

 

 

またいつか機会があれば

お話しますね。

 

 

 

さて、役者活動を再開した頃には、

インターネットが以前よりも普及していたため

 

 

役者さん用のオーディションウェブサイトなども

出回ってきており

 

 

以前に比べて容易にオーディションに行ける

確率も上がっていました。

 

 

 

私は自主製作映画を中心に

精力的にオーディションに参加して

 

 

次第に小さい役ながらも

仕事を貰えるようになってきていました。

 

 

 

そんな時に出会ったのが

 

ウルヴァリン サムライ 

 

の仕事なんです。

 

 

 

 

当初私はあるシーンに出てくる

ヤクザの役で呼ばれていました。

 

 

 

私にとっては生まれて初めての

ブロックバスター映画の仕事だったので

 

 

 

意気揚々と気合も満々で

フォックススタジオに

出かけて行きました。

 

 

 

数時間かけて

全身に入れ墨メイクを施し

 

 

待合室で待つこと15時間

 

 

結局その日は私のシーンの

撮影はありませんでした。

 

 

 

そして2日目も

 

同じように15時間後

 

次の日に延びたと告げられ

 

 

 

そして三日目、

 

 

同じように15時間ほど待っていると

 

 

プロダクションの人から、

こう告げられました。

 

 

 

前のシーンの撮影が押して押して押して押しまくって

 

君のシーンを削ることになっちゃった

 

 

 

 

えっ????

 

 

 

 

 

私が呆然としていると

 

 

プロダクションの人は

私を気の毒に思ったのか

 

 

エキストラの仕事で良かったら

来てくれる?

 

 

と言ってくれました。

 

 

 

私は、こんな大きな仕事に携われるのなら

エキストラでもなんでもやろうと思い、

快く承諾しました。

 

 

 

そしてその次の日から約半年間

ほぼ毎日のようにセットに呼んでもらえることになったのです。

 

 

 

 

そしてある日の朝、

 

 

いつものようにフォックススタジオに行ってみると、

何か様子がおかしいんです。

 

 

 

受付が設けられていて

アジア人の大行列。

 

 

 

私はチェックインを済ませて

指示された待合所へ行ってみると

 

 

 

何と数百人はいるであろうアジア人の大群が座っているではないですか。

 

 

そしてそのアジア人はほぼ日本人という・・・。

 

 

私は正直、こんなに沢山の日本人が

シドニーに住んでるなんて考えたことも無かったので

非常に驚きました。

 

 

 

私は、前のシーンで一緒だった人たちと同じテーブルで座り

まわりの人達との会話が始まりました。

 

 

 

 

エキストラの仕事というのは、

待つのが仕事と言われるくらい

 

 

 

何しろ待つんです・・・。

 

 

 

エキストラ担当のADさんが待合所に入ってくるだけで、

皆、まるで鶏が餌を持ってきた飼い主を

 

ハッ!

 

と見るように一斉にADさんを見て

私を連れて行ってくれとアピールするのです。

 

 

 

それだけ待ち時間が長いと

テーブルで会話をしているグループも

 

 

大人数になっていき

皆で腹を抱えて笑い話をするくらい

仲も良くなっていきました。

 

 

 

そんな時私はふと

 

 

こんなに腹を抱えて笑っているのって何年振りだろうって思いました・・・。

 

 

 

 

私はこのウルヴァリンの撮影が始まるまで、

 

 

いつの頃からか

日本人から距離を置くようになっていたのです。

 

 

 

 

自分の中で

 

 

オーストラリアに来ているんだから

オーストラリア人と英語で生活していかなければ

 

 

来た意味は無いだろうと

決意して頑張ってきていたからです。

 

 

 

 

その決意が意地となってしまい

 

日本人から距離を置くだけではなく

 

時折冷たく接するようになってしまっていたのです。

 

 

 

 

そんなある時、

高校時代からの友人から

 

 

こう言われました。

 

 

シマ君変わったね。 

昔はそんなに冷たい人じゃ無かったのに。

 

 

その時私は、その友人が

何を言いたいのか全く理解できませんでした。

 

 

 

 

しかしあの日、あの待合所で

みんなで腹を抱えて笑っていた時

 

 

 

私はそれまでの私がどれだけ

 

バカだったのか気が付いて

 

目が覚めた気がしました。

 

 

 

私は目が覚めたことで

 

それまで自分自身をがんじがらめに

してきた鎖が切れ、

 

自分自身で肩の上に

乗せた重荷が消え、

 

私のそれからのシドニーでの生活が

毎日楽しいものになっていたのは

言うまでもありません。

 

 

 

ただその私の馬鹿さ加減が

今の私を作り上げたのも事実で

 

それはとても大切な財産でもあるので

今でも自分の中にしっかりと

 

その馬鹿さ加減も持ちながら

今も頑張っています

 

 

そして何より

 

 

その時出会えたプロダクションの人達を含めた仲間たちは

私の中の本当に大切な財産になっています。

 

 

 

だからこのウルヴァリンという仕事は

 

私にとっての人生の転機を与えてくれた

 

これからも忘れる事の出来ない

人生の事柄の一つなのです。

 

 

 

今回はまた、とてつもない長文で

 

しかも全く映画と関係ない内容の

 

お話になってしまいましたが、

 

たまには良いですよね?

 

 

と言う訳で最後に皆で撮影最終日に

みんなと一緒に撮った写真を紹介させて頂いて

 

 

今回は終わりにしたいと思います。

 

 

それでは Bye for now!

 

誰が誰だか解らないという・・・。

 

もう一度ウルヴァリン サムライが観たいという方がいらっしゃいましたら、こちらからどうぞ!

 

 

 

 

 

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