モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初秋の乳頭山。前編。(2019年9月17日)

2020年09月18日 | 乳頭・千沼ヶ原

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。

乳頭山には9月にまだ行ったことが無かったので、17日に行ってみた。
なお近くの千沼ヶ原にはちょこちょこ立ち寄っているので、
今回は割愛し、乳頭山だけを目いっぱい愉しむことにした。



田代平山荘付近から乳頭山を望む(下山時に撮影)。

 


今回も孫六温泉から入山、山頂を極めた後は岩手県側、小乳頭の山頂手前まで行き、来た道を戻る。
帰り道、田代平では少しだけ北側に寄り道してから下山した。


非合法マップ。今回、歩いたルートはオレンジ破線。


 

温泉から約一時間、ブナの樹林帯の中を歩く。
今日はこのコース、ワタシ独りだけのようだ。クマさん、どうか現れないでね。

途中のブナ林
(写真は下山時撮影したもの。登りの時は終始逆光だった。)

 


ねじくれたブナの枝にヤドリギ                      ブナの根っこ道

 



季節柄、ブナ林内に花は皆無。

キノコと木の実が少しだけ有ったが、いずれも有毒だった。

シロタマゴテングタケ                         ツルシキミ



樹林帯の坂道を一時間半ほど登ると、道が突然、平ら(木道)になり、田代平の湿原が始まる。

このコースはこの解放感がたまらなく好きだ。今日は天気も好く、秋田駒や近隣の山々もよく見えた。
樹木の紅葉はまだごく一部だったが、湿原では既に草紅葉が始まっていた。


田代平から秋田駒ヶ岳を望む。

 


草紅葉。赤いのはキンコウカのようだ。

 



田代平にはちょっと変わったワレモコウの仲間が生えている。

これは以前、10月に来た際、気付いたのだが、今回はその最盛期に当たっているようなので
もう少し詳しく観察してみる。

ナガボノアカワレモコウ?
 


ここには東北の高山に多いシロバナトウウチソウも生えている。

一応、花穂が直立し、上の方から咲くようなので、シロバナトウウチソウとしたが、
もしかしたら、ナガボノシロワレモコウかもしれない。

場所によっては、赤穂と白穂が混生したり、中間的な色合いのものも見かけた。

シロバナトウウチソウ ?                                                                              赤穂と白穂の混生
 
 


オオカメノキ(特別早く紅葉したもの) 




他には今の時期、ミヤマアキノキリンソウとエゾオヤマリンドウも多い。


ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク) とエゾオヤマリンドウ 




エゾオヤマリンドウの群生。
 



リンドウに見とれて歩いているうちに、いつの間にか山頂。


乳頭山の南岩壁                                                                                              乳頭山山頂
 

 

今日はとても眺めが好い。まず北側を眺めると・・・
やや西寄り、森吉山の方角。

田代平、大白森越しに森吉山
 



焼山の方角。

倉沢山、曲崎山越しに焼山 


 
八幡平の方角。




大深岳の方角。


大深岳と源太ヶ岳の連なり。左奥に茶臼岳。

 




後編」へ続く。




コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初秋の八塩山と東光山。(201... | トップ | 初秋の乳頭山。後編。(2019... »

コメントを投稿

乳頭・千沼ヶ原」カテゴリの最新記事