「低音障害型感音難聴(その2)」
この病気を発症して、病状がだいぶ落ち着いたので、発症後1か月で投薬を止め、様子を見ていました。4ヵ月後には顕著な症状は無くなっていましたが、唯一、右耳の方が若干音が低く聞こえる症状だけは残っていました。
- 「右耳の方が音が低く聞こえる」
- 「再発…」
- 「耳鼻科受診(5回目)」
- 「処方箋の内容」
- 「大失敗でした…」
- 「この間の経過」
- 「耳鼻科受診(6回目)・処方箋」
- 「この間の経過 症状変わらず…」
- 「耳鼻科受診(7回目)」
- 「処方箋」
- 「耳鼻科受診(8回目)・処方箋」
- 「ステロイド剤も効かず…」
「右耳の方が音が低く聞こえる」
4か月頃には、自覚症状は殆ど無くなっていました。右耳の方が音が低く聞こえる状態についても、普段は全く気付きません。
これは、会社の固定電話で電話を掛ける際、受話器を耳に当てていて、相手を呼び出すベル音が低く聞こえる事で気付きます。右耳と左耳の両方に受話器を当てて比較すると、「ああ、右の方が音が低いな」と分かります。
症状が顕著な時は、もう受話器を当てて呼び出しベル音がすると、すぐに音の低さが分かりましたが、症状が軽くなると、明確には分からなくなり、左右で比較すると差が分かる程度でした。
ただ、そうは言っても、もともとは左右の耳の聞こえの差は全くありませんでしたので、この病気の影響であることは間違い無いだろうと思っていました。
「再発…」
(以後、最初の発症日をD=0として、経過日数をD+〇日で表記します)
- D+133日:数日前より右耳の聞こえがおかしいと感じていました。また、朝、耳が軽く詰まったような感じもありました。朝出社後、また右耳の方に反響音が聞こえるようになりました… 再発したのか… 夕方には反響音がひどくなりました… この時はすぐには病院には行きませんでした。コロナの影響等もあり、多忙だったからです。
- D+135日:右耳、顕著な異常無し
- D+137日:右耳、反響音あり ⇒ 反響音は、朝起きてテレビを見ている時に気付くことが多いです
- D+140日:病院を再受診しました。再発して1週間後に病院を受診したことになります。
「耳鼻科受診(5回目)」
- 耳鼻科に行きました。「再発しました!」と説明すると、お決まりの聴力検査へ。
- 聴力検査の結果、若干ですが右耳の低音の聞こえが悪いという結果でした。
- とりあえず、前回と同じ処方箋が2週間分、出されることとなりました。
- (症状とは何の関係も無いのですが、左耳の耳垢が溜まっており、掃除されました… 看護婦さんに「掃除して下さいね」と言われました… 綿棒で取っているのですが…)
「処方箋の内容」
- イソバイトS:内耳の血管条、内リンパ嚢、内リンパ管に作用して内リンパ圧を降下させる
- メコバラミン:傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善、末梢性神経障害の治療に用いられる
- アデボスコーワ:血管拡張作用により血流を増加・メニエール病および内耳障害に基づくめまいの治療用いられる
- 毎食後に服用、2週間分。しかしこのイソバイト(シロップ状)。相変わらず不味い… おまけに一気に飲もうとしてノドに引っ掛けてむせてしまい… 息が苦しい… ちびちび飲むしかなさそうだ…
「大失敗でした…」
発症後18日目に病院を受診し、聴力検査の結果異常が無かったため、投薬を中止し様子を見るという判断となっています。薬は時点で1週間分残っていたので、発症後25日目までは薬を服用、以後は薬を服用していない。
しかし、聴力検査の結果は異常が無くても、症状としては時点で①右耳の方が音が低く聞こえる、②(軽微な)反響音、③軽い痛み は残っていたのです。この後、右耳の方が音が低く聞こえる症状以外は消失しましたが、この音が低く聞こえるという症状だけは、ずっと残っていました。つまり、これらの症状があることは無視して、聴力検査の結果を以って投薬を中止してしまったのです。
これが大失敗だと思います。全ての症状が消失するまで、投薬を止めるべきではなかったのではないか?
「この間の経過」
- D+143日目:右耳 反響音がする
- D+145日目:右耳 若干聞こえ辛くなる
- D+147~158日:右耳 反響音治らず… 薬はこの日で切れた
- D+169日目:耳鼻科受診
- (薬が切れて耳鼻科を受診するまでに11日間空いている。この理由が思い出せない… 何か理由があるはずなのだが… コロナ禍の真っ最中だったが…)
「耳鼻科受診(6回目)・処方箋」
最初に発症して169日目、6回目の耳鼻科受診です。
この日も耳の穴の中を観察した後、お決まりの聴力検査です。ただ今回は今までと異なり、通常の聴力検査の後、骨伝導での聴力検査を実施しました。
結果、右耳の低音の聞こえが悪いという結果でした…
とりあえず、今回は従来と同じ薬を2週間分投薬し、効かなければ、次は効き目の強いステロイド剤を投薬するとの先生の説明でした。
「処方箋(前回と同じです)」
「この間の経過 症状変わらず…」
あまり変わり映えの無い、症状の記録です。
- D+175日目:受話器の音、右耳の方が低く聞こえる
- D+178日目:この日、症状が比較的重い と記録している
- D+179-180日目:少し痛む時がある
- D+181日目:右耳わずかに詰まり感あり
- D+176~181日目:右耳反響音あり
「耳鼻科受診(7回目)」
診察室に呼ばれ、症状が回復していない旨、先生に説明しました。
とりあえず、耳の中の観察と、聴力検査の定番コースです。
この聴力検査、ホント、微妙な音なので、「聞こえたと思った時に反応する」、「確実に聞こえたと判断できた時点で反応する」 この辺の反応差により若干検査結果へ影響が出そうな気がするのは私だけだろうか?
まあ、その辺は誤差範囲ということにして…
結果は、前回よりは回復しており、右耳の低音側の聞こえがわずかに悪いという結果でした。
結局、症状が回復していないので、効き目の強いステロイドを処方してもらうことになりました。
このステロイド剤、B型肝炎ウイルスキャリアの場合、副作用としてウイルスが増殖する可能性があるとのことで、B型肝炎キャリア確認のため採血されました。
ステロイド剤は3日分処方され、薬が切れる3日後に、効き目の確認のため、再受診するように言われました。
「処方箋」
- ①イソバイトS、②メコバラミン、③アデボスコーワ
- プレドニン錠5mg:副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬)、抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患など多くの疾患・病態の治療に用いられる
- レバミピド錠100mg:胃薬 プレドニン錠から胃を保護するため
- 薬はステロイド剤の投薬期間に合わせ、全て3日分処方されました。
「耳鼻科受診(8回目)・処方箋」
この3日間の症状について先生に説明しました。
(受話器の音、右耳の方が低く聞こえる。わずかに痛みがある時がある。)
自分としてはステロイド剤では完治していないと思うと伝えました。
いつものように耳の中を観察後、、聴力検査を受けました。聴力については回復しているという結果でした。
またB型肝炎ウイルスについては陰性の結果でした。
引き続き、あと3日分のステロイド剤を投与し、それでステロイド剤投薬は終了するとのことでした。1週間後に経過観察のために受診するように言われました。
処方箋は前回と同じです。
「ステロイド剤も効かず…」
今回、ステロイド剤を計6日分処方され服用したのですが、聴力は回復しているものの、諸症状は治まらない状態でした。
- 右耳の方が低く聞こえる(受話器の音)
- 反響音がする(ひどくは無いが…)
- わずかに痛む時がある
- わずかに詰まり感がある
期待していたステロイド剤でも、諸症状は治まらない状況でした…
もう治らないのだろうか… 生活に支障は無いとはいえ、ストレスが原因というより、既にこの病気に関わっていることが軽くストレスになっている…
さて、どうしたものか…