こんばんは、夜未です。
今日は毒親との関係を考えるうえで 
参考になった本を紹介します。

今回は仏教の考え方から学んでみました。



「大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ」
草薙 龍瞬 著
著者はどこの宗派にも属さない
フリーの仏教家として
合理的で実践可能な仏教の知恵を
分かりやすく教えているそうです。


この本は平易な文章で
宗教的で理解できない点も少なく
とても分かりやすかったのですが、
実践していかないと
本当の効果を実感することが
難しいなと感じました。

また、著者は心を作り直す方法
(私は心を癒す方法だと解釈しました。)
として瞑想を行うことを推奨していました。
これはメンタルリセットとしては
有効ではあり
苦悩の解釈は変えられると思いますが、
現実の苦悩は何も変わっていません。
現実の苦悩を変えていくのは自分
でしか無いということを再確認しました。




この本における私の解釈をまとめます。

【苦悩の原因と手離し方】
苦悩の原因は相手に求める心=執着です。
執着には叶えてくれる相手が必要で
相手が叶えてくれない場合に
苦しみになります。


子の執着は
①親に愛されたいという欲求
②親に分かって欲しいという欲求
③親を喜ばせたいという願望
④親にこうあって欲しいという期待
⑤親はこうあるべきという要求
⑥過去にされたことに対する怒り


親の執着は
①子どもに与えたいという親の欲求
②子どもにこうなって欲しいと
いうしつけ・アドバイス
③子どもを育ててあげたというプライド
④子どもが期待に応えてくれないという不満
⑤恩に報いて、感謝して欲しいという期待


このような相手への執着を手離すことが
苦悩からの解放に繋がります。



まずは、
相手を正しく理解し、求めていたものが
(例えば「親に愛して欲しい」という欲求が)
手に入らないということを嘆き悲しみます。


次に、
「そういう人なんだ」と
相手を変えようとせずに
ありのままを受け入れることができれば、
相手への執着を手放すことが
できるようになります。




【感覚、感情、思考とは?】
心の動きから苦悩を説明しています。
まず、苦悩の説明に入る前に、
私たちの中で起こっている
精神的な3つの働きの説明をします。


感覚とは?
周りの刺激を感じること。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感がある。


感情とは?
快・不快や喜怒哀楽などを感じること。周りの刺激に対して瞬間的に感じる。


思考とは?
考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。少し時間がかかる。


私たちは
最初に感覚で外の世界の刺激を知覚し、
次に感情や思考を働かせています。
感覚→感情→思考の順で起こります。





【苦悩の起こり方と心の癒し方】
苦悩とは
不快な感情や思考をし続けてしまい
悪循環に陥ることによって起こります。


苦悩から抜け出すことは、
まず、この悪循環を正しく自覚すること、
そして、感情や思考の元である
感覚に集中する時間を作ることで可能です。
(瞑想など)

感覚に集中すれば、
感情や思考は一旦静まりますので、
無駄な感情や思考をし続けることに
一旦STOPをかけることができます。

そして集中を終えた後に切り替えて、
新しい物事にとりかかることが
できるようになるのです。


そして、
感覚に集中することが上手くなると、
今まで気づかなかった素直な感情を
感じることができるようになります。
素直な感覚や感情を感じきることは
癒しに繋がります。


このように苦悩があったとしても、
苦悩を正しく理解し
自分の感覚・感情を大切にすることで
自分の心を癒し、
苦悩から抜けることが可能になります。




読んでいただき
ありがとうございました。




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