京都市の葬儀場「南ブライトホール」を利用した感想と口コミを紹介

私は京都市に住む専業主婦です。私の母方の祖父が昨年亡くなりました。酒造メーカーで副社長を勤めていました。

ですので、退職後10年ほど経過しておりましたが勤務先の社葬という形にしていただきました。現役の代表取締役社長が葬儀委員長をお勤めくださいました。

葬儀社は生前の祖父と喪主を勤めた叔父が相談して決めていました。葬儀にかかった費用は社葬だったこともあり600万円ほどかかりました。

「南ブライトホール」を利用した感想と口コミ

葬儀については事前に祖父本人にどの程度の規模にしたいか、など聞き取りをしておりました。

会社員時代に加えて学生時代からの関わりのある方も必ずお声がけしてほしいとのことだったので、かなりの大人数の参列が予想されました。

よって公共交通機関から徒歩で行ける範囲でマイクロバス等の手配をしなくていい場所が絶対条件で、公益社さんの南ブライトホールを祖父本人が選びました。

この音楽を流してほしい、装花の色合いやイメージなど病床の祖父のところまで足を運び丁寧に聞き取りを行ってくださいました。

一般葬ではなく社葬にする、というのは祖父の逝去後に急遽決まったことですが、元勤務先の方ともしっかりとコミュニケーションをとってくださり円滑に準備を進められました。

地元紙に逝去が記載されるので、それまでにやっておくべきことも遺族にアドバイスをくれました。

葬儀社の良かった点

まず、やはり京都駅から徒歩12分で到着できるという立地です。2,000人弱の参列者にバスやタクシーを手配していたら破産してしまいます。

さらに目の前にイオンモール京都があるので準備の最中の食事や、慰問客へのお飲み物や軽食をちょっと買いたいと思ったときにすぐに安く買いに行けました。

この立地や公益社さん自体の会社の大きさのお陰で社葬のご経験も豊富だそうで、初めてのことで戸惑う私たち遺族を適切にサポート、アドバイスで導いて頂けたと思います。

実際に祖父の告別式の後に有名魔法瓶メーカーの副社長のご葬儀の準備に入られていましたが、そちらも大変スムーズに進んでいました。

通夜ふるまいなどのお食事はものすごく美味しいわけではありませんが適正価格だったと記憶しております。

葬儀社の悪かった点

葬儀社の悪かった点は全く思い付きません。本当に何も不満はありませんでした。皆さんきちんとしたプロです。

参列者に祇園のママもお出ででしたがマナー違反等何も指摘することはないとおっしゃっていました。

社葬ですので現役時代に関わりのあった取引先や子供の勤め先、娘婿の勤め先などからたくさんのお花をいただきましたが、この中で大日本印刷さまと凸版印刷さまからのお花をあえて隣どうしに並べるなどユーモアもあるスタッフさん方だったと思います。

規模の大きな葬儀だったので遺族も悲しい気持ちはあるのですが、準備のために忙殺されたい気分でした。

実際にハイだったと思いますが、きちんと落ち着くように見守ってもらえたと思います。

葬儀での思い出に残るエピソードを紹介

祖父が『坂ノ上の雲』が好きで、葬儀でのメイン曲はドラマ『坂ノ上の雲(NHK,本木雅弘主演)』の曲にしてくれと言っていました。

実際に流してもらえていい雰囲気になったのですが、その後この曲を聞くと祖父の死と葬儀を思い出してしまうので聞きたくない曲になってしまいました。

同じ曲を葬儀の最中に延々と流すのはよろしくないな、と遺族で意見が一致しています。

祖父はある程度有名だったということもあり、亡くなると新聞に掲載されてしまい銀行口座が凍結されてしまいます。

葬儀費用を祖父の口座のお金から出したかったので逝去した日から新聞掲載される日まで毎日各金融機関のATMに通い限度額一杯に引き出して現金を鞄の中に入れていました。

人生で自分の鞄にあんな現金が入ってることは２度とないだろうなと思います。