今回は力を入れるべき点についてです。
初級〜中級の方が対象の内容になります。
高校生や中学生でも受験生になってしまうとまた違うのですが、小中学生が英語を学ぶ際に力を入れて欲しいポイントがあります。
それはやはり
音読
と
リスニング
です。
これはやり直し英語の時も同様だと思います。
なぜかというと。
音読は発音の基礎になるから。
リスニングも発音とコミュニケーションの基礎になるから。
この2つはツールに頼れない、または頼りにくいから。
音読、発音ができてくると、リスニングの理解力も高まるから。
です。
英語を学ぶ際、結果的には全てカバーする必要があります。
最終的には話すことも読むことも書くことも聞くこともできるようになってこそ、英語ができる、ということになります。
ただ、試験の場合を除くと、読むことと書くことには比較的自分のペースで時間を割くことができます。
これは趣味でも仕事でも日常生活でも言えることです。
ほとんどの場合、調べながら読むこと、書くことができるし、ある程度のツールを利用することもできる。
(チャットの時には多少速さが必要にはなりますが。)
ツールは、翻訳ツールかもしれないし、文法やスペルを直してくれるツールかもしれないし、使えるものは色々あるんです。
しかし、話すことと聞くことになると、その場で理解をし、返す、ということが求められることがほとんどです。
使えるツールが激減します。
通訳アプリなどもありますが、それに頼るつもりであればそもそも英語は勉強しないでしょうね。
聞いて相手の言ったことを理解し
英語で返答を考え
わかってもらえる発音で返答する
これができるようになるために重要なのが
音読
と
リスニング
なのです。
ネイティブスピーカーの成長で考えてみてください。
日本語でも英語でも同じだと思いますが。
学校に入る前に、リスニングとスピーキングができていること、は最低条件ですよね。
読み書きは学校で(幼稚園なり保育園なりキンダーなりから)学ぶわけです。
これは第二言語を学ぶ際にも同じ。
ただ、母語と違って親や家族もその言語を話すとは限らないので、音読が話すことの練習となるんです。
中学生のテストになると、文章や単語を正しく書くことで点数になるので、いつもいつも音読とリスニングばかりやってられない、という事情も出てきます。
が、中学生くらいの文章は音読していれば覚えられてしまうので、あとは綴りさえカバーできればテストも大丈夫になることが大半です。
音読もリスニングも、発音のあまり上手ではない英語の先生に学ぶと、わかりにくくて苦労することもありますが、できる限りネイティブの英語優先で真似をしていってもらうのが一番ですね。
別の記事にも記載していますが、私自身が中学の時の教科書の音読はマスターしています。
正解には、音読も書く方でもでしたが。
教科書を覚えてしまうほどに音読をしていたので、発音も身につき、単語も覚えられ、リスニングにも苦労せず。
中学の時にした積み重ねで、高校入学当時には帰国子女だと勘違いされていたり、高校レベルの英語でも苦労は少なく、高校生の間に英検準一級まで取得できたんです(筆記は全て一発合格、二次試験を2回受けたのは準一級だけです)。
音読とリスニング、しっかりやってみてください。
お子さんにアドバイスされるときも同様ですね。