(最終章)
般若心経の物語を17回に渡って綴ってきました。
いかがだったでしょうか。
般若心経の日本語訳は、岩波文庫『般若心経・金剛般若経』より
引用させて頂きました。
物語の設定は架空です。
そして、般若心経の真髄は、
「色即是空」「空即是色」
と「色」「受」「想」「行」「識」の智慧を身に付けること、
これは恵州の独断解釈です。
このお経から、
人間を含めてすべての存在は移りゆく儚(はかない)い存在であること、
儚(はかない)い存在だからこそ、瞬間、瞬間を大切にして生きること、
を学ぶことができます。
我々にとって次の瞬間は未知の世界です。
すなわち、我々は、次の瞬間、死ぬ運命にあるのかもしれないのです。
だからこそ、般若心経の智慧を身に付け、人生を豊かに生きて行きたいものです。
(合掌)
次回更新は10月5日(月)です。