毎日飲むお薬大変ですよね
- コレステロールが高い
- 血圧が高い
- 貧血でふらつきがある
- 偏頭痛もち
などなどお薬を飲む理由はそれぞれだと思います
そのお薬はどちらでもらっていますか?
- かかりつけの病院?
- 病院の前にある調剤薬局?
- お家の近くにあるかかりつけ薬局?
- 24時間開いているドラッグストアに併設された薬局?
などお薬をもらえる場所はいろいろあるのですが、
それぞれで働いている薬剤師にもいろいろな背景や思いがあります
ドラッグストアに併設された薬局
第8話では、
24時間対応しているドラッグストアに併設された薬局で働く
薬剤師「小野塚さん」をメインにして話が進みます
作業をしながら、小野塚は昔を回想します。。。。
俺だって
こんなはずじゃ・・・
小野塚がドラッグストアに就職したのは、
給与面やシフトが柔軟なこと、研修制度の充実度合いなどの待遇面に加えて、
入院中に主に関わる病院と違って、
長く一人の患者さんと関われるからでした!
毎日必死で働いていたのですが、
ある日、マネージャーより
お客様のニーズにお応えするために
駅近くの大型店舗は24時間営業になっていきます。
もちろん、調剤も。
と、
ドラッグストアの営業時間の大幅な変更を告げられます
夜勤と言っても、
出勤は午前11時
19時までは通常通りに仕事をこなし、
他の従業員が全員帰宅をすると全ての業務を一人で行い、
朝の9時の朝礼で引き継ぎをして退勤という流れです。
実質、22時間連勤ですね
パートの方やお子さんのいる方など、
夜勤をできない職員の分も独身で頑張る小野塚さんに夜勤のしわ寄せがやってきます
マネージャーに訴えますが、
その分給料もらえているでしょとも言わんばかりの返事が。。。
小野塚の疲れは募っていくばかりです。。
一方、みどりの方は、小野塚のところに乗り込んだことを今更ながら、
恥ずかしく思って悶えていました
どうにかしたいのにどうにもならないもどかしさを他の薬剤師にも伝えると、
- すぐにどうこうできなくても努力はし続けないと
- 病院と薬局には溝がある
- お互いの仕事がわからない
- 薬局からの問い合わせをぞんざいに扱う病院薬剤師もいる
第7話登場 透析患者「新田さん」の退院
前回で透析しながらフルタイムで働く新田さんのお話が出てきましたが、
新田さんは「先生」をしています。
退院したら、また忙しくなるので、しっかりお薬が管理できるかどうかみどりは心配していました
小児科病棟の前を通ると、、みんなが一生懸命作っているものが
みどりはそこであることを思いつきます
新田さんの骨折もよくなり、
退院当日、、、
みどりは、
「新田さんオリジナル お薬カレンダー」
を渡します
それは、新田さんの生徒さんたちが絵や文章を書いて、
カスタマイズしてくれた新田さんだけのお薬カレンダーです。
「宝物にします」
と泣きながら言う、新田さんの顔を見て、
これからはこのお薬カレンダーと一緒に頑張っていけると思いました
そして、新田さんは、
「いつもの薬局の薬剤師さんにも自慢しなきゃな」と言うのです
どれだけ、薬局の薬剤師が患者さんと身近な存在なのかがわかる一言だと思います
新田さんの症例発表会
ある日、みどりが病院での勉強会で新田さんの例を取り上げて発表していると、
そこにドラッグストアの「小野塚さん」が聞きにきます。
みどりは発表の中で、
- 普段の生活のなかで身近な存在なのは、やはり薬局の薬剤師であること
- 病院と薬局がもっと連携しやすい環境作りが必要なこと
実際のところ、
まだまだ病院薬剤師と薬局の薬剤師の間には大きな溝があります。
少しずつ地域で頑張って行こうと一緒に勉強会などを始めているところもありますが、
まだまだこれからといった印象です。
また、病院薬剤師だった方が薬局に転職することもありますが、
病院薬剤師だったことを振りかざして、偉そうにしている方も。。。
そこでさらに薬局薬剤師と病院薬剤師の溝が広がっていくところを幾度も見てきました。
その度に、
薬局薬剤師でも病院薬剤師でも「薬剤師」であることに変わりはないのに、
どうしてこんなに連携しないんだろう??といつも不思議に思っていました。
もっと、病院薬剤師と薬局薬剤師が患者さんの情報について意見を交わしたり、
手を取り合ってフォローしていけるような社会になればと私も常々感じています
すぐに変えられるものではないですが、少しずつでも意識が変わって、
もっと患者ファーストになっていけばと思っています
薬剤師の裏側が描かれた第8話でしたね
これから薬剤師を目指す方にも見てもらいたいお話でした