原因不明不妊から体外受精に進むことを決意した理由

原因不明不妊の方は、体外受精しないと授からない原因がまだ見つかっていないのであれば、ステップアップするのは早いのではないか、と悩んでいるのではないでしょうか。

私も原因不明不妊と言われました。様々な不妊検査をしましたが、原因が見つからず。

とはいえクリニックでタイミング治療を続けていても全く授かる気配がありませんでした。

今回は、私が原因不明不妊であったなか、どうして体外受精へ進めことを決意したのか。体験談を記します。

※私は医療従事者ではありません。あくまで一つの体験談としてご覧ください。


目次
1.不妊の原因がない?ではなぜ授からないのか。原因不明不妊とは?

2.体外受精に進んだ理由:ステップアップしなければ分からないと言われたこと

3.体外受精にステップアップしてみて感じること。
 メリット/デメリット

不妊の原因がない?ではなぜ授からないのか。原因不明不妊とは


クリニックに通院してきて、不妊の理由は様々なものが考えられると知りました。

精子と卵子が出会うことができていなくて、受精卵になれていないのか。
出会えていないとすれば、精子が卵子のところまでたどり着けていないのか、
卵子が卵管を通ることが出来ていないのか。

あるいは受精はするけれど、着床できていないのか。

着床はするが、その後育つことができないのか。


こういった様々な理由に対して、その原因はさらに多岐に渡ります。

その原因を探るため、あらゆる検査があります。
(但し体外受精にステップアップする前の段階で勧められる検査は限られているのかなと思っています。)

しかし私はそれらの検査をしても特に異常が見つからなかったので、「原因不明不妊」と診断されたのでした。


体外受精に進んだ理由:ステップアップしなければ分からないと言われたこと


私達が体外受精にステップアップするまでに受けた検査は以下です。

・精子濃度、運動率検査
この検査を行うことで、精子と卵子とが出会う過程において精子側に問題が無いか検査します。
もし濃度や運動率が不足していれば、それが原因で精子が卵子までたどり着けていないということが分かります。

・ヒューナーテスト
タイミングをとった翌日に精子が子宮内に入れているかを確認する検査です。
たとえ精子の濃度や運動率が不足していなくも、女性側が異物が入ってきたと判断することによって精子が入ってくるのを邪魔してしまい、子宮内に到達できていないということも有るそうです。

・通水検査
子宮内に生理食塩水を流し、卵管がきちんと通っているかを確認する検査です。



もし精子濃度や運動率、ヒューナーテストで問題が見つかった場合は、
精子が子宮内に入るまでを手助けする人工授精によって、不妊治療が成功する可能性があります。


通水検査で卵管が詰まっていたりして、通っていないと判明した場合は、体外受精を行えばその点の原因解決になります。
体外受精は、出会えていなかった精子と卵子を、一旦外に取り出して人の手で出会わせてあげること、だと理解しています。そうして受精した卵子を再度子宮の中に戻してあげるのです。


ステップアップしなければ分からない

私の場合は、3つの検査で問題がなく原因が見つかりませんでした。
なのになぜだか妊娠することが出来ない。

原因として考えられるのは、ピックアップ障害とのことでした。

ピックアップ障害とは、卵子が卵胞から飛び出した後、卵管がピックアップできていないことだそうです。
ピックアップできていないので卵管を通らない。だから精子と出会うことができない。

ただ、このピックアップ障害というのは検査のしようがないそうです。

もしピックアップ障害だった場合は、体外受精をすれば直接的な原因解決になるので、
すぐに妊娠する例もあると説明されました。



体外受精に進んだ理由

精子検査やヒューナーテストで問題がなかったので、人工授精してもタイミング法(自然妊娠)の場合と
条件が変わらず、改善は見込めない。

このままタイミング法で続けて、成果がでるかもしれないし、出ないかもしれない。

つまり、ここから先は体外受精してみないと、改善は見込めないし、原因が分からない。。


なので私は体外受精でないと授からないと決まったわけではないけれど、
体外受精にステップアップすることを決断したのです。


体外受精にステップアップしてみて感じること。メリット/デメリット


メリット

・着実に進んでる感覚がある。
採卵して卵が幾つか取れ、その卵のうち受精したのは何個、その後胚まで成長したのは何個。
これらの進捗が数日で起こり、クリニックに確認することができます。
今まで闇雲だった不妊治療に対して、体外受精では確かに前進を感じることができます。
(リセットすればまた振り出しに戻るのですが・・・)


・自分の体の状態がよくわかる
体外受精の場合、受精して胚まで育ったことが分かってから、子宮に戻します。
また、子宮内膜の厚さやホルモン値から着床に問題ない環境だとチェックしたうえで戻します。
戻した後はお腹の中に生命がいるんだな、という感覚が確かにあります。


デメリット

・精神的負担
採卵までに、卵の成長度合いを確認するため何度もクリニックに通院しなければなりません。
また、採卵する数日前から、排卵を食い止めるため座薬を使用したり、
胚を移植した後はホルモン値を整えるため一日に何度も薬を飲まなければなりませんでした。
一つ一つは大したことがないですが、1ケ月間、毎日積み重なるとかなりの精神負担になっていたと思います。

・肉体的負担
特に採卵時には大きな負担がかかります。
私のクリニックでは採卵時に麻酔を使用しなかったため、採卵後20分ほど横になった後、すぐに動くことができました。
ただし採卵時痛みはありました。
採卵時麻酔をするクリニックもあるようですが、そうなると20分横になるだけではすまないと思います。

・金銭的負担
当たり前のことですが、タイミング法の時とではかかる費用が全く違います。




しかし、私はこれらのデメリットを考慮しても、体外受精に進んで良かったと思っています。

タイミング法の時は自分の体が今どういう状況なのか、さっぱりわかりませんでした。

薬を使っていたので排卵は恐らくしていましたが、受精したのかどうか。

受精したとして、胚まで成長しているのかどうか。


全く分からずに、うまくいっている場合を想定してお酒などの付き合いを控えて、

でもやっぱり生理はやってきて精神的に突き落とされる、、

そんなことの繰り返しで相当精神的に参っていたのだと思います。




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