狩猟採集新時代

大手上場企業を不動産投資で脱サラした30代が綴るライフログ

人は合理的に考えないからこそモノが売れる

小さいとき、

どちらかといえば家庭があまり裕福では無かったので、

親はあまり余計なモノを持ちたがりませんでした。

 

考えてみれば、これはとてもいい教えだったと思います。

浪費をしない習慣は、間違いなく資産形成に有利になります。

私も子供ができたら、そのように教え込むつもりです。

 

逆に私が子供の頃は、モノを持つ有用性が見いだせず、

小さいときはモノを買うのが怖かったとすら言えます。

まさに、典型的なミニマリストでした。

 

 

ただ、人類全員が当時の私のような考えでは、

この世の経済は全くと言って良いほど機能しないでしょう。

 

 

人は、理性が時たま外れたタイミングで、

購買に至ります。

極端にいえば、生活必需品を除き、理性的な買い物は存在しないのかも、とすら思います。

 

 

これは本当は要らないんじゃないか?

という理性的な心の声を、

周りが買っているから

きっと自分を満足させてくれるから

と、様々な理由で納得させて、購入に至らしめます。

 

だから、世の中の広告には

期限が無いと急かしたり、

不安を煽ったり、

ブランドという形の無いモノを推したり、

そうした文言ばかりが並びます。

 

 

私は、そうした広告の文言たちを否定したいわけではありません。

むしろ、その人間の本質を解き明かしてくれる『購買』という行動に強い興味があります。

 

 

今の仕事を始めて、

この広告やマーケティングを通して、もっと人の『理性が外れる瞬間』を知りたくなりました。

 

以上