前回、パピラケアの果実がにょーんと伸びてきた様子を紹介しました。
これが更に伸びてキノコのような姿になりました。
ほんと、おかしな植物です。
近くで見ると、皮に包まれているように見えます。
キノコというより、玉ねぎみたいですね。
しばらくすると、皮がむけてきました。
どう動くのかまったく予測がつかず、弾ける可能性もあるので、念のためプリンカップを用意しました。
これで弾けたとしても、多少は回収できるはずです。
またしらばくして様子を見に行くと、先端の薄皮が無くなっている事に気付きました。
辺りを探ってみると、何か落ちているのを見つけました。
・・・フタかなこれ。
蓋が取れたようです。
蓋付きだったとは、なかなか凝った作りですね。
蓋が取れた事で、実の中が見えるようになりました。
中には種が詰まっているようです。
結実確定です。めでたい!
やがて外側の皮も剥がれて、スケルトンな籠が現れました。
変化が目まぐるしくて面白いです。
パピラケアは頭を下げて、先端から容器の中へ種を落としてくれます。
協力ありがとう。絶対意志あるでしょ、君。
パピラケアさんの協力もあって、一粒残らず種を回収する事ができました。
1mm足らずの砂粒のような種です。
翌日、空になった果皮が光を受けて輝いていました。
お疲れさまでした。
それにしても、この器の造形の美しさにはため息が出ます。
自然の作り出す芸術品ですね。
パピラケアさんには驚かされる事ばかりです。