1 記事の概要

タイラバの使用感(インプレ、感想)について紹介しています。

今回紹介しているのは、ガイドサービスセブン「ポルポー」についてです。

ガイドサービスセブンの新作タイラバ「ポルポー」

2 使用して感じたこと(良好な事項)

  ① 従来のセブンスライドに比べ、ポルポーのヘッドはイイダコの頭のような形状のため、巻き抵抗が大幅に軽減されている。(波動も軽減)

  ② バーティカルでもドテラでもどちらにも使用できる。(癖がない。)

  ③ タイラバのトレーラーワームとの相性が良い。(むしろ、トレーラーワームを使用することを考えて使った方が無難)

3 使用して感じたこと(問題点等)

 ① セブンスライドパーツの問題点であった「アイナメなどを釣る時にネクタイを噛まれることにより、シリコンチューブごと親針までずり落ちて釣りにならなくなる」という点が解消されていた。

 しかし、今度はネクタイがジャンプパーツを乗せて固定する仕様になっている。

 結果として、ネクタイがグラグラして、いくらネクタイを細くしようとずれてしまう。

 これはジャンプパーツではチェンジストッパーのようにしっかりとした固定ができないため、ジャンプパーツと結びコブの間に隙間ができてしまうためです。

緑のパーツと結びコブの間にネクタイを入れて固定する仕組みですが、固定が不十分でトラブルが頻発しました。(ネクタイが写真でも浮いているのがわかります。)

 実際、今回の釣行では2流しやってこれは釣りにならないと判断し、交換(魚(外道のトラギス)がかかってぐちゃぐちゃになりました。)

 なお、元々付属しているネクタイを使う場合、画像のようにオーナーのチェンジストッパーを使うか、もしくは上のパーツのシリコンチューブにネクタイを通して使う方が無難です

画像のように緑のパーツの上にネクタイやスカートを乗せて、ストッパーで固定するのがおススメ

 基本的には、このネクタイを外してそのままトレーラーワームを付ける方がおススメです。

 もし、もともと付属していたネクタイを使うのであれば、上の画像のように、オーナーのチェンジストッパーで固定する必要があります。

 そのまま、パッケージから出して使うと、トラブルしかないので、釣行前日等に作成する必要があります。

 ② 値段が高い。

  これはヘッドに拘るためか、コストがかかるのでしょうが、タングステン並みに高いです。(値段相応にネクタイの部分にも対策をしてもらいたかったところです。)

4 結 論

  正直言って、個人的には、特にこのタイラバを使う必要性があるとは感じないです。(あくまで個人の感想です。)

  ヘッドの作り込みは素晴らしいですが、肝心のネクタイやフック周りの構成がおざなりになっており、特に実際に使ってみて魚がかかってからのネクタイがぐちゃぐちゃになるというトラブルを経験したため、必要性が感じられません。

 トレーラーワームを使用したセッティングですが、ドテラならハヤブサのWFヘッド、バーティカルなら海遊のシャンクスで事足ります。

 低活性の魚を狙うなら、シャンクスやジャッカルのビンビン玉のタングステンの方が実績があります。

 廃版となってしまったセブンスライドヘッドの代行は、ハヤブサのフリースライドのSFでできると思います。(廃版になったのがもったいないです。)

 リアルさを追究して、イイダコに似せるように作られてますが(微妙にDUELの固定式のタイラバ「ソルティラバー」にそっくり)、これだけの値段の設定をするならば、しっかりとネクタイ周辺を作り込んでもらいたかったです。

 以前のセブンスライドのヘッドが素晴らしかっただけに、今回の新作には非常にがっかりしたというのが個人の主観です。

 一応、スレた大鯛に効果的という文言通り釣れましたが、正直言ってガルプのセブンストレーラーのおかげだと思っています。(ヘッドが海遊のシャンクスでも多分釣れたはず)

「ポルポー」で釣れた83センチ、6.5キロの真鯛(豊後水道)にて