『好かれないなら、嫌われろ』
ーーあるナンパ師の言葉
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みかとはマッチングアプリで知り合った。
写真はかわいかったのだが、このときは、まだマッチングアプリにいる、
女性のレベルがわかっていなかった。
今ではよく分かる。
アプリ内では、上位10%に入るレベルだと思う。
会ったときの印象はかわいい、写真よりかわいい。
このときはまだオレはかけだしで、相手のレベルに応じて、
攻め方を変えるということを考えてもいなかった。
かなりの美貌の女性である。
今思えば、もっと慎重にいけばよかった。
大事にいけばよかった。
待ち合わせ場所から、カフェまで搬送。
軽快にトークする。
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会う前に電話で話していた。
その電話では僕はあまりにも固くてぎこちなかったらしい。
だからあったときの印象がこんなにフランク(軽い?)、と違った印象になったようだ。
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カフェ内で飲み物を頼みトークする。
あまり記憶がないのだが、
・雰囲気が二人の間の雰囲気がよかったこと、
・彼女に笑顔が見えたこと
・お互い、「今ちょっとバカにしたよねw」というワードがでたこと
・みか「すごくいい人っぽいね」
と言われ、オレ「いやいや悪い男だよ」
と答えたこと
・みかの元カレの話しになって、今でも好きだという話をしていたこと
そうした記憶はわずかに覚えている。
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そろそろころあいかな。
「トイレとかいい?」
オレはちょっと圧をかけるように言ってしまった。
トイレに彼女が立つと、すぐさま会計を終わらせる。
そして、彼女が出てきて、何もいわずに店を出た。
そのときに、「あれ、お金は?」
「もう払ったよ」
というやりとりをしたのだが、自然体でスマートには会計できなかった。
(ここで一言ありがとうという言葉が欲しいところである)
そして、店を出て少し歩き始める。
手を差し出すと、彼女は握ってきた。
そして、タクシーをつかまえる。
「ホテル〇〇までおねがいします!」
ドキドキしながら反応を見るオレ。
みかのなかにはなんの反応も見い出せなかった。
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ホテルにつくと、「前の女の子とも来た?」
と聞かれた。
ここでオレはひとつはミスをした。
その言葉に対しておれがした切り返しは、
「そんなに繊細なこと聞いちゃだめだよw」というものだ、
・・・これはミスである。
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部屋に入室するも、できない雰囲気。
キスをかわされる。
・・・この経験は始めてだ。
みか「とりあえず落ち着いて」、とテレビを見せられる。
みかはベッドをぽんぽんと叩く、
みか「はい、ここに添い寝して」
添い寝はいいんかい(笑)
オレは、おもむろにちょいちょいし始める。
服を着たままふれあいがつづく、
彼女のかわいらしい喘ぎごえが聞こえてきた。
オレ「相撲とろーよ」
みか「相撲は・・とら・ない」
これは、勝てる流れが来たかと思ったが、ここでまたミスをする。
強引さがないまま、そして仕上がってないまま、オレはシャワーに行ってしまった。
シャワーに行くのは早漏対策でもある。
ち○ぽを麻痺させるスプレーを噴射するのだ。
(次回につづく)
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