7月4日。東京都渋谷にて、スピーチライター千葉佳織さんが主宰するスピーチの学校、「goodspeak」の第一期生による中間発表会が開催されました。
 
<goodspeak>
 スピーチライターとして活躍し、自らも数々の弁論大会で日本一に輝いた実績を持つ千葉佳織さんが代表を務める株式会社カエカが主宰する、スピーチの学校。6ヶ月(全13回)の座学と実践にて、ライティングとスピーキングの両面から、話す力を身につけるための学習をおこなう。
 
 当日は、第5回の中間発表会ということで、”不確かな「何か」を見つめた先に”という共通のテーマの元、6名の受講生が5分間のスピーチを披露してくれました。
 
 今回は中間発表ということも有り、スピーチの概要や個別感想は控えさせてもらいますが、聴いていて感じたことがふたつあります。
 
 ひとつは覚悟を決めて取り組むことの大切さです。
 受講前は人前に出て話すことに抵抗を感じ辛かった、という受講生の皆さんでしたが、3ヵ月という短い期間で、聴衆に向けて伝えようという意識がひしひしとつと伝わってきました。それは自分の感じたことを素直に伝えるということだけではなく、聴衆に向けての視線、腹から声を出そうとする意志、言葉の選び方にも顕れておりました。それに加えて、この時点で表現(例え、なぞらえ、情景描写)など聴いてもらうための工夫が随所に見られており、聴き入ってしまうものでした。
 千葉さんはじめ、講師の皆さんの指導の賜物であると同時に、期間を決め、対価を払い、自分を変えようと本気で取り組むことがどれだけ人を成長させるか、ということを改めて感じました。
 
  そしてもうひとつは、話し伝えるという学びの重要性
  「はなす」とは、「話す」こと、そして「放す」こと。自分の意思を、想いを世に出すこと。気持ちや意思の解放と同時に、その行為には自分自身の存在が見いだされ、その言葉は世に残ります。文字に、音声に、誰かの心に。残った言葉はいつか社会をも変える可能性もあります。それは今、手軽で相手を見ずともよいコミュニケーションが増えているからこそ、多くの人に必要なものであり学ぶべきものなのだということを改めて感じさせられました。
 
 3カ月後、学び終えた受講生の皆さんのスピーチ、是非聴きにいきたいと思いました。
 
 株式会社カエカさんのホームページはこちらです。ご興味ある方、是非一度見てみてくださいね。ホームページ:https://kaeka.jp/#service
 
 


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