わしろぐ

ジジイのプロ野球観戦雑記です。身辺雑記もあるよ。/ in Sendai

石井監督の訓示に思ったこと

いよいよ石井楽天がスタート。

11月16日に始まった楽天の秋季練習。練習前に石井監督からコーチ、選手、スタッフらに向けて訓示があった。浅村や鈴木大地といった大物選手を東北の地へ連れてきた石井監督の「響く言葉」。いつもながらの自分の言葉でその思いを語っている。以下全文を引用。

来年から、皆さんとより近いところで勝利を目指すことになりました。いろいろありますが、よろしくお願いいたします。
11月の休みの間に個々の振り返りもしていただいたと思います。僕個人としてはシンプルに野球で言えば出塁をすること、進塁すること、得点すること。ディフェンスもその反対でやっていくことが大事だと思いますし、1球、1アウト、1イニングと、しっかり積み重ねてやりたいと思います。年間通して言うと1350回、攻撃があり、守備ができます。そこをしっかりと積み重ねてきたチームに今、1位でソフトバンクがいると思います。そこの差を埋めるにはみんなで1球1球集中してやっていくことがすごく大事になると思います。シンプルにそこを追い求めてやっていきましょう。
また、コーチともしっかりとコミュニケーションをとって、チームの目標というものを明確にするので、みなさんもコーチとのコミュニケーションをしっかりと取ってやっていければと思います。
先ほど話した出塁などの話も含めて、どういう方法でそういうふうにしていくのか、どういう考えでそういうことをしていくのか、また、どうやったらできるのかという技術の部分も含めて、コーチと話し合って1年間戦ってほしいと思います。よろしくお願いいたします。

コーチとの関係については、選手らに対するのと同時に自分自身に対して語りかけているようにも見える。別の言い方をすると「監督自身の抱負」ということになる。

抱負
  • コーチとのコミュニケーションをとる。
  • そしてチームとしての目標を選手に明確に示していく。

で、「コーチと話し合って1年間戦ってほしい」と選手に語りかけている体で、実はコーチらに対して「選手にそれらを教えろ」と指示しているのだろう。いや、「教えろ」は少し乱暴か...。教えてやってほしい...という感じかな。

コーチから選手に教えてやってほしいこと
  • どういう方法でそういうふうにしていくのか
  • どういう考えでそういうことをしていくのか
  • どうやったらできるのか

ここらへんの教え方は三木監督が上手なんだが、ま、来季は2軍監督なので、ほかのコーチらがやるしかない。

石井監督は監督も含めてプロでの指導歴がない。

...ということについては周りからもいろいろ言われることがあるのだろう。石井節の効いたコメントも出していた。おもしろくなりそう。
アッと驚くアブノーマル(という言い方が適当かどうか分からないが)な石井野球を見てみたい...w。選手はもちろん、コーチらも石井監督のアブノーマルについていけるかどうか、そこがキーポイントかもしれないな。

ノーマルな考え方が好きな方がいらして、僕にはよく分からない話。いろんなことを経験しているからいいわけではない。自分の信念を持ってやりたい