銀行さん入居物件のお話④(後日談) | クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

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大阪を中心に不動産投資と管理を行っています。この10年以上は物件の購入ばかりで、管理物件と借り入れが激増。賃貸マンション・オフィス・店舗・倉庫など、約800の店子さん相手に毎日奮闘しています

全て丸く収まったと思った私ですが、少し誤算が

 

税理士「これが先月の試算表です」

 

私「そうそう、前に言ってましたが敷金が現金精算できましたんで・・・・・んっ?なに、この数字

 

税理士「現金精算されたのでこの数字です」

 

私「そうか~、そうなるか~」

 

税務上はどうなるか確認するの忘れてました、現金精算出来た分は全て売り上げとしてあがってます

 

私「これは、こんな処理になるの」

 

税理士「なります」

 

一気に6000万の売り上げが上がったので

 

税理士「今期の利益予想は、この額です、その場合の法人税は・・・」

 

私「駄目駄目、すぐに何か物件買って経費項目をあげないと」

 

ストレートに返すよりは負担が少ないですが、急にこんなに売り上げが上がった状態での納税はきつい、物件を買うしかありません

 

 

二つ目は返還時期

 

銀行「今回は実際に工事を行ないませんので、明渡しはこの時期でお願いします」

 

そうか~、そりゃそうなりますね

 

本来は工事期間も賃貸借期間になりますが、現金精算なので現場は動きません

 

すると、賃貸借期間も工事期間分短くなります

 

私「そうですね、そうなりますね、では予定より1ヶ月早く解約になります」

 

1ヶ月分家賃を取り損ねましたが、先方にもメリットは必要です

 

 

三つ目の誤算は、建替えです

 

管理組合「建替え推進委員会が発足します、TAIさんにも参加お願いします」

 

協議して、銀行さんが退去するまでの間で建替えの本格的に話しが始まりました

 

建て変わるのは良いことです、当社も大口のテナントが退去されたので、この機会に新しい建物になるのは望むところです

 

しかし・・・・・・

 

あれから6年くらい経ちますが、まだ建替えが決定しません

 

それに、建替えの話しを聞いたもんで、普通借では貸し出せなく定期借家でまわしています

 

どうしても収益が落ちています

 

定借になったときに立てた方針は

 

私「マンションのモデルルームで貸しますよ」

 

私は、以前はマンション業界にいてモデルルームを立てる会社も知っています

(彼らがどんな方針かもわかります)

 

銀行店舗後で、駅から徒歩1分の素敵な立地です

 

ここで、モデルルームが建設可能なら借りてくれます

 

そして、モデルルームで一度貸すと、業界内であそこはモデルルームが出来る建物として認識されます

(モデルルームは短期で1~2年くらいの契約なんで受けないビルも多い

 

一度、契約が終了しても次の業者が借りにきます

 

また、内装も一から工事するので、原状回復の終わってない所でも普通に借りてくれます

(もっと、言いたいことがあるのですが、どこかの機会で)

(工事業者にとっては、どうせ一から工事するので一緒です)

 

結果・・・・もう何社のモデルルームになっただろうか

 

建替えが進まないので次のモデルルームの話しがきてます

 

結果はなんとかやってますが、不動産投資としては思った収益がでてません

(定借になると単価が下がるので)

 

一応、話しあいは進んでいますが、コロナの影響で遅れるのはきついです

(しかし、駅前の一等地です権利変換で床をもらえれば資産価値は向上します)


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