これから虚無に陥る人は増加する
こんばんわ。
イワンです。
今回は、「これから虚無に陥る人は増加する」というテーマで記事を書いていこうと思います。よろしくお願いいたします。今回のコロナ騒動で、世間では表題の通り「ニヒリズム」に陥る人が増加すると思っています。私たちは、お金を持っていてもウイルス相手にどうすることもできないことを目の当たりにしましたよね。
極め付けは志村けんが死亡したことによる衝撃。彼のような国民に愛される人であっても、例外なく災厄をもたらすことを痛感させられました。ひねくれた見方をすれば、「上級国民」であっても免罪符は得られなかったわけです。それを見た私は、己の無力さを知りました。「自分はこの緊急事態に何ができるのか?」
と考えて、何にもできないもどかしさを感じた人は大勢いたはず。そうして消費経済に疑問を持って、本質的探究に挑むことを決意した人もいることでしょう。
ニーチェは近い将来ニヒリズムの時代が到来することを予見しました。もしかしたら、そのタイミングが今なのかもしれません。
ベーシックインカムなど、新たな哲学を提唱する動きもあるようです。哲学とは違う次元にあるようなテクノロジーの発展が、新たな哲学創造に寄与しているのは面白い現象ですよね。
10万円の給付金のニュースから、ベーシックインカム導入を本気で唱えている人がいたようですが、こういった緊急事態に陥って人は初めて目が覚めるのかもしれません。真実を見る目が開かれるのかもしれません。
東日本大震災の時も、私はどうしようもない無力感に襲われました。幸いにも命に別状はなかったものの、亡くなった方が大勢いる事実を目の当たりにして、日常というのは簡単に崩れ去るものなんだなと痛感したのを覚えております。
今回もその類の感情が湧いてきました。「こういう時に、役に立てる人間になりたかった」幼い頃に朧げながら抱いていた「人の役に立ちたい」という淡い気持ちは、酷く後悔している情けない現実となって胸に突き刺さります。なぜ、私は人生を捨て続けてきたのか。後悔しても、後悔しても。後悔が消えることはきっと一生ないでしょう。いろんなトゲを抱えながら、失われた時間、戻ってこない時間を後悔しながらも生きていかねばなりません。残された人生を生き抜いて、人様の役に立たねばなりません。。。「今日という1日は、残された人生において最初の1日なのですから。。。」みなさんは、人生順風満帆ですか?笑ってられてますか?一つや二つ、暗いものを抱えているかもしれません。でも、あなたが何を抱いているのか、どのような苦しみを抱えているのか、世間は全く気にしておりません。残酷で厳しい言い方ご容赦願いますが、もう一度言います。「世間は、あなたのことは何とも思っていない」のです。それはもう、私が経験によって証明済みです。私と比べるな!という声が聞こえてきそうで怖いですけれども。。。私は何度も消えたいと願って、無気力なまま締め切った部屋の中で天井を見つめていた時がありました。そんな時であっても、外からはバイクや車の雑多な騒音が聞こえてきました。そのとき思ったのが、「ああ、私がいなくたって立派に世間って回ってるんだな」というものでした。そんな世間に参加しない私は、きっと必要のない存在に違いない。だっていなくても何事もなかったかのように機能しているんですもの。って。心の奥底からそう思いました。自分で自分を、「社会の不要な子」と認定していじめていたんですね。だから、私は誰よりも、私が特別でない存在であることを認識しております。悲しくて虚しくて受け入れ難いことですけれども。それが真実だと思ってます。こういう経緯から申しまして、「あなたの悩みだって、世間から見ればどうでもいい」と思っている次第なわけです。だって実際問題。幸いにも私のブログを見てくださっているあなたがいて、ようやく私はあなたにとって存在するようになったわけじゃないですか。それまで私という存在はあなたにとってどうでもいい存在でしたよね。というか、存在していませんでしたよね。なので。。。あなた自身が思っているほど、世間ってあなたのことを見ていないんですよね。。。ごめんなさい、ほんとごめんなさい。。。でもそう考えると、少し気が楽になりませんか?だって、もしもあなたが真面目に生きていて息苦しさを感じているとき、「自分を解放して好き勝手に生きてやる!」と考えて、実際にその通りに生きたところで、誰も気に留めないんですよ?「そんなことはやめてっ! 真面目に生きて!」なんて、わざわざあなたのもとへやってきて、あなたの人生に干渉しようとする人なんて、ほぼほぼいませんよ。そんな人がいたら、それこそ頭のおかしい人ですから。ニヒリズムが蔓延すると予想しましたけども。これ時代、正直どうでもいいことなのかもしれません。誰だって、一番の関心事は自分自身のことなのですから。他の誰かが、自分の命を終わらせようと本気で考えていたとしても。テレビニュースでいくら国の存続が危ぶまれていることを論じられていても。あなたが歯の痛みを抱えていたとすると、「あー、歯が痛い。。。」という思いに勝るものなんて、この世に存在しなくなりますよね。歯医者にいかねばならない、という思いが強烈すぎて、そのときに国のことを考える余裕なんてなくなると思うんです。ですから。あなたの抱えている関心事に勝ることなんて存在しないのです。他人もまた、他人にとって自分自身の関心事にしか興味ありませんから、他所様のことなんて本当のところ「どうでもいい」と思っているのです。断言してしまうと敵を作ってしまいそうなのですけれども。でも、あながちそんなに間違ってはいないのではないかな、とは思っている次第です。(そんなことはない! という人がいたらごめんなさい)虚無の世界が来る。というか、来ているのかもしれない。でも、自分自身が虚無になったところで世間は気にしない。だったら、世間が虚無になっても気にしなければいいのです。だって世間って、「なんとかなってる」のですから。そりゃあ、もしも一国の首相や大統領ならば、この問題は解決しなければならない課題ですけれども。私は何の権力も知識も金もない、ただの平凡な人間ですから。解決してやろうと思うこと自体が、もうおこがましい。「そんな大それたことなんて考えずに、まずはお前自身の生活をなんとかしろよ!」と説教する人が大半だと思うんです。だから私は、私自身をなんとかします。それが延いては、世間のためになると信じています。ですから、「あなたはあなたの人生をなんとかしてください」それが延いては社会のためになります。長文になってしまい申し訳ありません。それでは。2020年05月10日(日)イワン