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失われていくアボリジニ文化

そこに広がるのは異世界。アボリジニ・アートに学ぶものの見方 ...

2013年7月2日

 

 

今日はクイーンズランド博物館で
アボリジニに関する展示を、
 
クイーンズランドアートギャラリーで
アボリジニアートを見てきました。

 

 

 

この展示は、以前にブリスベンに

立ち寄ったときにも気になっていたものです。

suteacher.hatenablog.com

また、バンダバーグ滞在中に

アボリジニについて調べていたので、

なおさら気になっていたところでした。

suteacher.hatenablog.com

 

 

 

アボリジニ

ブリスベンにおけるアボリジニの歴史が

展示されていました。

 

文章の内容は正直知っていたことばかりです。

しかし実際の写真を見るとやはり衝撃的でした。

 

アボリジニの人々が強要された

現代人の格好にはとても違和感を持ちました。

 

アボリジニの人々は皆、悲しそうな顔をしていました。

このとき彼らは何を思っていたんだろう

と考えると、何度も涙が出そうになりました。

博物館には数多くの人がいましたが、

アボリジニの展示コーナーには

ほとんど人は居ませんでした。

 

オーストラリアの人々の、アボリジニへの関心は

あまり高くないのかもしれません。

 

 

アボリジニアートとは?

アボリジニにはもともと文字文化がなく、

踊りや歌、絵を描く事によって、

先祖代々伝わる神話や物語などを伝えていました。

 

「アート」というのはヨーロッパ人が

勝手に名づけたものであり、

アボリジニの人々にとってのそれは伝達手段でした。

 

抽象的な模様に見えるものも、

1つ1つに意味があり、

実は水のありかを伝える地図や、

物語を伝える本の役割をしているそうです。

 

 

変化するアボリジニアート

本来アボリジニアートは

物語としての役割

を持っていました。

 

それはアボリジニの人々だからこそ

描ける物語でした。

 

しかし今のアボリジニの若者は

アボリジニ的な生き方をしません。

 

本物のアボリジニ、本物のアボリジニアートを

描くアボリジニはもうほとんどいないうです。

 

また、アボリジニアートは高値で売れるため

売れるようなアボリジニアートを描く

画家も大勢いるそうです。

 

アボリジニアートを見た感想

芸術センスゼロの私には、

芸術としてのよさは

正直、よくわかりませんでした。

 

メルボルンにはもっと大きな

アボリジニアートギャラリーがあるそうなので

そこにも行ってみたら何かわかるかもしれません。

 

ただ、文化が失われていくのは

どの国も、どの民族も共通する

問題なのだと思いました。