のりとん生活

出演🔸夫🔸私🔸実母

10時からお寺で彼岸法要がある。

お寺は車で１時間位走った所なので、身支度等逆算して8時位には仕上げたい。

昨夜のうちに研いでおいたもち米と米2:1で3合を朝炊いて、すりこぎ棒ではんごろし、50gずつ丸めたら17個できたので、あんこを60gで17個丸め、手のひらで平べったく広げてお餅を包んだ。

前回作った時に、初めてにしては上出来～！と酔いしれていたら、夫が、ぼたもちの裏側が白いのを見て「上からの見た目がよくても隠れた下側にあんこがないと騙されたような感じがしてよくない」と文句をつけたので、そうきたか～と必ず一文句はつける夫に「お店で売ってるのなんてみんなこんなもんでしょう」と言ったら「そんな事ない、名店のはちゃんと後ろまであんこがついている」と言うので、「どこの名店ですか？私はそんな高級なぼたもちを見せてもらったこともなければ食べさせてもらった事もありませんけど・・・💢」と反論した。

全部で17個できたぼたもちを、家が10個、実家に6個、隣のおばさんに1個に分け、まずは家の仏さんに！

朝のゴミ出し時に隣のおばさん！

妹弟(きょうだい)とお嫁さんの誰かしらとは1ヶ月のうちの4/5位顔を合わせていても、実家に上がるのはお正月以来？母に面と向かって会うのは2ヶ月ぶり？と御無沙汰だ。

1年前位から、母が転んだ、滑って尻餅をついた、怪我をした・・・と聞くようになったが、母よりも5歳年上の義母と住んでいると、どうってことなく感じてしまいがち。

でも最近「動くのにすごく時間がかかって・・・」と、辛そうな話を聞いたので「それは病院に連れてかなきゃ駄目だよ！」

病院があまり好きでない母をやっと連れていったら、その日は調子がよかったのか「どこが悪かったんですか～？」と聞かれちゃったとか？？？

いつもフットワークが軽く車だって運転する若々しい母が、久しぶりに会ったらどっと老け込んで、歩き方もロボットのようにぎこちないので「お母さん、整形🏥行きなよ！行かなきゃ駄目だよ！」と世話を焼いてきた。

もっと長く話したかったけど、お寺の時間があるので、「またゆっくり来るよ～」と言って帰ってきてしまったが・・・

ほんの10分にも満たない短時間に母が発した言葉が気になった。

「のりとんちゃんは子供達の学校が終わって～どう気持ちが違う？」「？？？」「終わったけど、卒業したことで始まった支払いもあるからねぇ～」「そっかそっかぁ」どうやら4月から大学生になることがほぼ決まった孫の学費の心配をしているらしい。そんなの親が心配する事だと思うけど？？？自分が仕送りしてた頃を思い出しちゃってる？？？まさか重なっちゃってるって事はないよねぇ？？？と、ちょっと呆けを心配してしまった。コロナ禍で鬱になる人も多いと言う。コロナでは家も大変な状況にあるが実家も同じ。

経理をやっている母は大丈夫だろうか？心配になってしまった。父が早く亡くなった分、母には長生きして欲しい。

多感な年頃の孫達に手を焼く事もあろうが、孫達と一緒に暮らせて、子供達もそばにいるのだから母は恵まれているのだと思う。一難去ってはまた一難、「苦労は買ってでもしろ」とは言うが、お母さんはもういいよ～荷を下ろしなよ～って言ってあげても、性分なんでしょう、私もお世話になりっぱなしで、「感謝」という言葉しかない。