こんにちは！心理カウンセラーの松田ちかこです。
今回は「自分を変えるということ」についてお伝えしたいと思います。
「変わりたい」と思うときは、何か困っていたり、何か違うなと感じていたりしています。
こうした状況に対して「自分はこんなだからダメなんだ」と嘆たり、「こう変わらなきゃあなたはダメなままだ」とアドバイスされたりすることってありますよね。
確かに「変わること」は様々な変化が起きるこの世の中を生き抜いていくうえでとても必要なことです。
しかし、今の自分、さらに言えば過去から現在までの自分を「ダメだ」と否定してしまうのはどうなのでしょう。
誰が何を根拠に「ダメだ」と結論付けたのでしょうか。
そして誰かが「こう変わるといい」と言うものを本当に「自分に合う」「自分らしい」と思えるのでしょうか。
困った状況というのは、その状況下にいる人に「気付き」を与えるものです。
困った状況と感じた時点で「何かがおかしい」と気付き、自分がどう受け取り、どう行動するのかを考えるきっかけとなります。
そしてそれは、その状況に対して、その時点での自分の考えや行動が合っていないだけのことなので、誰が悪いわけでも何が悪いわけでもないのです。
ただ不一致に気付いて、一致させるだけでいいんです。
それが自分を変えることになるのです。
自分がダメだから困った状況になるわけではなく、たまたま遭遇したその状況に対して、どうするのかが問われているだけなんです。
そのとき、自分が一番納得する方法を選ぶことが大切です。
誰かからアドバイスを受けた場合、「こうするといい」と言われるものは、その不一致を本当に一致させる手段となるのか、それは自分の望む形での一致となるものなのかをよく考える必要があります。答えは一つではありません。他者の意見は取捨選択していいんです。
「気持ち」を変えることで自分を変えるというのはなかなか難しく、継続しにくいものです。
変化させる時には、一度冷静になり、原因を自分や誰かや何かに委ねず、ただ現状を把握し、どう変わって何をしたいのかを明確にします。
そして、そう出来るように環境を作り、行動してください。
そうすると、いつの間にか気持ちも変化しています。
自分を変えるということは、今までの自分を認めながら、状況に合わせて適応することです。
今できる１つの行動が未来につながります。
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