昨日は新潟は柏崎の名峰である「米山」に登ってきた。
前日の荒沢岳から自宅の石川に帰る道中に寄れるし、なにより「いつか絶対に登ろう」と心に決めていた山なのである。
大学時代に柏崎に友人が住んでいたことがあり、年に数回遊びに来ていた。
その際に必ず目にしていた米山の立派な山容…標高こそ1,000m足らずだが海抜0mの海から直接せり上がっていることもあり標高以上に雄大に見えるのだ。
その時は登山には興味がなかったため名前くらいしか覚えられなかったが、ガッツリ登山を始めてからはいつか登ろうと心に決めていた。
とはいえ、自宅からは中途半端に遠いし冬~春は山スキーばかりでいけないし、夏は暑すぎて登れない・・・ということでなかなかチャンスに恵まれずにいた。
ということで荒沢岳の帰りがてら立ち寄れる今回は大チャンス到来!しかも季節も秋で涼しい!
文句なしのタイミングとなった。
前日荒沢岳からの下山時刻が遅くなったのでそのまま魚沼市で車中泊。
朝ゆっくり起床してすき家で朝定食を食べてから移動を開始し登山口となる柏崎の大平登山口へ向かった。
朝10時スタートというアリエナイ時間だったので既に駐車場は満車に近い状態だった。
大平駐車場から米山山頂を目指す。
カツラの巨木から良い匂いが漂ってくる
こちらが登山口。大平コースは短時間で距離も短いらしい…
登山口は多数あるが、今回選んだ大平コースが最も短距離で登頂できるらしい。
これが何を意味しているかこの直後に見せつけられることになる。
延々と続く木の階段。歩きやすいが急すぎる!
たまにいい雰囲気のトレイルもあることはあるのだが…
すぐまた激登り!
日本三大急登とか北アルプス三大急登とかいろいろあるが、ハッキリ言って急登具合だけで行ったら米山がNo1だと思った。
距離と時間こそ短いがこの急登がほぼ最初から最後まで続くというのは普通の山ではありえない。
意外な発見になった。
少し霞んでいたが日本海もよく見渡すことができた。
俗にいう「胸突き八丁」といったところか。励まされる。
しらば跡と読むらしい。昔はここから先は女人禁制だったとか。
山頂避難小屋に到着。
念願の米山登頂!そこそこ登山客でにぎわっていた。
山頂の祈祷殿でお参り。
いつもは反対側からこちらを眺めているんだよなぁ
山頂にはたくさんの赤とんぼが気持ちよさそうに秋空を飛んでいた。
急登とたまに気持ちの良いトレイルを歩いて下山
キツリフネソウがたくさん咲いていた。
時間と距離的には散歩に近い山行だったがこの急登は一級品だった。
サクッとショートトリップと言いたいところだが侮ってはいけない。
日々の体力づくりにはとても良い山だと思った。
ルートやコースタイム等詳細情報はヤマレコへ!