このニュースは、バンコク事情にある程度通じた人なら、見出しを読んだだけでピンと来るはずだ。

”またウタイだよ!” つい最近も捕まっていなかったか?
てか、なんで娑婆に出ていたのか?
毎回の事だがこうも同様の手口、同地域、これまた同じターゲットに対して、同じよう詐欺を繰り返すことが出来るのか?
やる方もやる方だが、捕まえた方のタイの官憲、やられる被害者の日本人男性の方も、どうかしていないか?

現地メディアのみならず、地元英語系メディア、また現地邦訳メディアにも等しく記事が載っていたので読み進めてみたところ、各社ともおおよその内容は一致を見せている。
詳細は割愛するが、金銭を紛失した台湾人女性を名乗って主に日本人男性に金を借りるという手口。
小銭ならともかく、一回の被害額が数万円から数十万円、中には数百万円をだまし取られた被害者もあり、被害総額は10年間で600万バーツ≠約2千万円、邦人被害者数は延べ70名にのぼるというから驚きだ。
しかも、凝りもせず日本人駐在員達が多く住むスクンビットエリア等の比較的狭いエリアで繰り返し、その犯行に及んでいたという。

何故だ? 何故こうも繰り返し引っ掛かるのだ? 同胞達よ?
しかも、読めばこのウタイ容疑者は45歳とある。。
世界レベルの外見を誇る泣く子も黙るタイのレディーボーイ達だが、45歳ともなれば例えミス・ティファニーでも容姿に陰りが見えて来る筈。。
それとも例外的にまだ絶世の美女で居られているのか?

それに加え、同様の犯行で6度目の逮捕で3度の収監歴。。
直近の逮捕からまだ2年も経っていない。。
タイの官憲よ! どうなっているのだ?
明らかに事態を憂慮した日本大使館からも注意喚起が出されている。。

【注意喚起】バンコク都内(トンロー地区)における詐欺被害の発生について

引用元 在タイ 日本大使館HPからの注意喚起

私が覚えている限りでは、前回の逮捕の時の記事に事ウタイ容疑者は、
”何故、日本人ばかりを狙うのか?” という問いに対して次のように答えていた。
以前、バンコクで個人的に出会った邦人ビジネスマンにバリ島?(シンガポールだったかも)に連れていかれてから現地に置き去りにされたので、笑! 日本人に対して深い恨みを持っていた。
それに日本人は優しく、騙すのは容易だったと答えていた。。

1980年代から日本の製造業の海外進出が増え、同様に観光客も果敢に渡航し始め、こぞって皆で東南アジアを目指して渡航者が爆増しだして40年程が経つ。
その間、邦人渡航者はずっと詐欺被害のターゲットだったと私には想えるのだ。
財布の中身を見せてくれ詐欺等、、もう!痛々しい程の馬鹿馬鹿しさだ。。

関連記事: ちょっと紙幣を見せてくれ 詐欺事例

毎回、私が感じることだが西洋人男性がこの手の初歩的な詐欺にこうも連続して集中的に、長期間引っ掛かるとは、到底、想えないのだ。。
同様に西洋人女性達がタイやバリ島のビーチの蠢くビーチボーイの毒牙に(一時期の邦人女性たち程)かからないと想えるのと同じ事だ。。

私が東南アジアを見始めて20年間。。
実際、色々と見てきた。。
タイの食わせ物三輪タクシー、シンガポールチャイナタウンの自称占い師、バリ島の悪徳交通警官、パタヤのジェットスキー、バンコクの美人局、クタビーチのクタジゴロ等。。
いつの時代も、邦人たちがメインターゲットであったように見受けられる。。
同胞達ヨ! 仕事は至って真面目できちっと出来るのに!
一体、何故私生活でそんな弱みをみせるのか?
敢えてそうするなら、逆だろ?
これ以上! コケにされない事を祈っている。。