4日目:歴史を物語る駅舎、大隅横川駅 / フェリーと鉄道で巡る九州-14 | ♡乗り鉄女子の温泉&グルメ旅♡

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前回(築100年のレトロ木造駅舎、嘉例川駅)からの続きです。

「フェリーと鉄道で巡る九州」と題して

2019年末から2020年の年始にかけて行った

名古屋駅発着の九州旅行での出来事について綴っています鉛筆

 

今回は特急はやとの風の2番目の停車駅、

JR肥薩線 大隅横川(おおすみよこがわ)駅について

ご紹介します!!

 

サーチ特急はやとの風についてはこちら

サーチ1番目の停車駅 嘉例川駅についてはこちら

 

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歴史を感じられる駅舎

 
嘉例川(かれいがわ)駅を出発して18分後、
次の停車駅、大隅横川駅に到着します音符
 
 
駅舎は1903年に開業された嘉例川駅と共に
鹿児島県内最古の木造駅舎とされ、
レトロな雰囲気の中にも
どこか温かみの感じられる佇まいです。
 
屋根が二段あって一見すると
二階建てにも見えますが、木造平屋建です。
 
屋根の瓦や壁の漆喰からも
築100年という時の流れを
垣間見ることができます。
 
 
大隅横川駅は
100年以上前の姿をそのまま残し、
明治期の建築様式を伝える
重要な建造物として
2006年に国の登録有形文化財
登録されていますキラキラ
 
 
無人駅のため駅員さんはいませんが、
状態がとてもきれいに保たれており
出札口も開業当時のまま
その姿を残しています
 
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この出札口を通って旅行に行った人、
買い物に出掛けた人、誰かを迎えた人、
就職先の土地へと出発した人、
戦地に赴いた人、
いろいろな人が様々な思いを持って
この出札口を往来してきたことでしょう。
 
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歴史を物語る駅舎

 
レトロな雰囲気で
どこか懐かしくも感じられる駅舎ですが
辛い過去を物語る駅舎でもあります
 
第二次世界大戦中の1945年、
駅舎が空襲を受けて被災し
機銃掃射の弾が
ホームの屋根・柱を貫通した跡が
今でも生々しく残されています
 
終戦から70余年が経った今では
のどかな風景が広がりますが、
当時は機関車整備工場が建設されており
これを標的とした銃撃だったと言われているそう。
 
あまりにもこの場所がのどかで穏やかすぎて
当時のことは全く想像できませんが、
過去の辛い歴史を物語ってくれている
という面でも
この駅舎を後世に残していくことは
地域の方々にとって
(鉄道ファンにとっても)
重要なのかもしれないですね。
 
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そんな駅舎では、平和を願うイベントが
毎年開催されているそう。
 
大隅横川駅の駅舎が被災したのは
1945年7月30日。
 
平和を願い、
駅の歴史を語り継いでいくために
毎年同じ日付になると
「大隅横川駅平和コンサート」
が開催されるとのこと。
 
駅舎が鉄道の駅としての役割だけでなく、
地域の方々が集う場所となり
同じ歴史を繰り返さないために平和を祈るって、とても素敵なことですよね!

 

2019年度のイベント告知ページ

(霧島市HPより)

 
 
次回は終点の吉松駅ではやとの風を下車し、
人吉駅を目指して
いさぶろう・しんぺいに乗車していきます!!
 
過去の旅行記
2019.12 [フェリーと鉄道で巡る九州]
 
2019.8   [乗り鉄女子旅in北海道]