野菜の冷凍保存のやり方は?どれくらい日持ちするの?

こんにちは、ゆうです。

今回はお野菜の冷凍保存についてです。

お肉やお魚にくらべ、お野菜の冷凍保存は難しいっていう印象がありますよね。

水分が多いので、凍らせると食感や味が変わってしまってがっかりした経験があるんじゃないかと思います。

でも、ちょっと待って。

どうやら、冷凍保存に向いているお野菜、向かないお野菜というものがあるみたいですよ。

また、冷凍保存する際のコツがあるようです。

ちゃんとポイントを押さえれば、お野菜も冷凍保存で長くおいしく食べられるようです。

お野菜の調達に何度も家を出なくてもよくなりますし、余ったお野菜を無駄にしてしまうこともなくなり、食費の節約にもなりますね。

でも、手の混んだやり方は正直続きません。

この記事では、楽にできる野菜の冷凍保存についてまとめてみました。

スポンサーリンク

やっぱり急速冷凍

お肉やお魚の冷凍保存と同じく、野菜の冷凍保存も、理想は急速冷凍です。

「冷凍」は食品中の水分が冷やされて、食材が凍る現象。

その過程で発生する氷結晶が食品の組織や細胞を壊してしまいます。

そして、氷が溶けたときにできる空洞が原因で食感が変わってしまうのですね。

冷凍食品工場にあるような業務量冷凍庫では、マイナス30-40度で一気に食品を「急速凍結」させます。
食品の中の氷結晶が大きくなるまえに凍結させることができるため、味や食感の変化を抑えられるのです。

家庭でも上手に野菜を冷凍するためには、できるだけすばやく凍らせる工夫が必要になってきます。

例えばこういったことに気をつけてみるといいですよ。

・ 食品についた水分をしっかりふき取る

・ 食品を平たくする

・ 金属製のトレイに食品を並べる

「金属製のトレイ」がお家にない!ということであれば、ラップの上からアルミホイルで包めば、熱伝導がよくなって、早く冷やすことができますよ。

豆知識ですが、アルミはステンレスの14倍熱伝導率が高いんですって。
アルミのトレイであれば、より効果的ですね。

冷凍庫の温度を保つために、

・ 温度設定を「強」にする

・ 冷凍庫の開閉を少なくする

これらも注意しましょうね。

また、

・ 冷凍庫に入れる際、隙間なく埋める

食品同士が保冷剤代わりになりますし、冷凍庫の扉を開けたときに外の空気が流入するのを防ぐことができます。

順番が逆ですが、保冷剤を入れておくのもGOODです。

ちなみに、野菜の冷凍保存もお肉の冷凍保存のやり方と基本は同じです。

空気に触れないようにジップロップなどに入れ、冷気にあたる面積を大きくするため、平たくします。

スポンサーリンク

冷凍に向いていない野菜

冷凍に向いている野菜、向いていない野菜というのがあります。

ちゃんと知っていれば、冷凍保存という方法をうまく活用できますね。

まず、「向いていない野菜」。

おおまかに言えば、水分や繊維質の多い野菜は、あまり冷凍に向いていません。

水分の多い野菜は、凍結させたときに、氷結晶が大きくなってしまうからですね。

また、繊維質の多い野菜は、凍結したときに繊維の周りが空洞化して筋っぽい感じが強くなってしまいます。

しかしここも工夫次第です。

絶対NGというわけでもないんです。

後で具体的に説明しますね。

スポンサーリンク

冷凍に向いている野菜

ビタミンCが豊富に含まれているほうれん草や小松菜。

実は冷凍に向いています。

ビタミンCは、冷凍されても壊れづらいという特徴があるので、冷凍庫に入れても大丈夫なんです。

これはうれしいですね!

生のまま冷凍OK!な野菜たち

生の野菜をそのまま冷凍保存するダイレクトフリージング!

圧倒的な時短になります。

保存の目安期間は1ヶ月です。

お手軽な反面、凍ったまま加熱調理が基本。

調理方法が限定されますので、その点は注意して。

では、ダイレクトフリージングに向いているお野菜を紹介していきますね。

<きのこ類>

石づきを取り、使いやすい大きさに切り冷凍。

しいたけは薄切りに。

水分が抜けてうまみが凝縮する、冷凍向きの野菜。

洗わずにペーパータオルで汚れを落として冷凍保存しましょう。

<玉ねぎ、ねぎ>

玉ねぎは薄切りに、ねぎは斜め切りにして冷凍。

<キャベツ、白菜>

ざく切りにして冷凍。

<小松菜、春菊>

株元を切り落とし、ざく切りにして冷凍。

<大根、にんじん>

薄いイチョウ切りか半月切りにして冷凍。

<かぼちゃ>

種とワタを取り除き、皮ごと1㎝幅ほどのくし切りにして冷凍。

<ブロッコリー、カリフラワー>

小房に切って、冷凍。

<トマト>

トマトは冷凍するとうまみがアップするんですって。

これはウレシイ♡

皮のまま、丸ごと冷凍。

冷凍トマトは加熱せずにシャーベットやガスパチョなどの冷製スープに使うこともできますね。

向いている、ということでもないが生で冷凍OKな野菜

どうしても余ってしまって無駄にしてしまいそう、ということであれば、冷凍しましょう。

<しょうが>

少量ずつ使うしょうがは、1かけずつ皮をむき、ラップに包んで冷凍。
使うときは、凍ったまま薄切りやみじん切り、すりおろしにします。

<さつまいも、じゃがいも>

イモ類は通常冷凍には向きませんが、冷凍するなら、小さく切り、でんぷんが残らないようによく洗って、水けを拭いてから冷凍しましょう。

どうしても冷凍はNGという野菜たち

だいたいおわかりかと思いますが、
通常加熱せずに生でいただくアボガドやサニーレタス

大葉などの繊細な葉っぱ類も。

あくの強いたけのこなども、下処理なしのダイレクトフリージングには向きません。

自分が取り入れやすいものから

いかがですか。

今回扱ったのは、生でそのまま冷凍保存できるもののみです。

やってみようかな、って思ったもの、ありましたか?

私はまずしょうがだな、って思いました。

お料理のアクセントにちょっとほしいなって買うんですけど、なかなか使い切れずに無駄にしてしまうことが多いので。

冷凍したらいいんだ~って、ちょっと目からウロコでした(^^)

あと、小松菜なんかの葉っぱ類ですね。

玉ねぎのように常温で置いておけないですから。

そして、トマト好きなので、トマト

加熱して、あるいは冷たいまま、いろんなトマト料理を楽しみたいです。

上手に冷凍保存を利用して、お野菜をおいしく無駄なくいただきたいですね♪

参考:
https://www.nichireifoods.co.jp/media/748/
https://oceans-nadia.com/user/43558/recipe/178051
https://www.lettuceclub.net/news/article/135610/i758297/
https://housefoods-group.com/activity/e-mag/magazine/82.html
https://shunkashutou.com/market/column/freezing-save-vegetables/