心の安らぐ方法をあらかじめ知ろう

家事で体をちょっと動かすのは効果的

昨日夜10時半ぐらいになったら、夫が「眠れないから一緒に寝てハグしてくれ」と言うかから横になって手をずっと握ってたんだけど、彼はそれですぐ眠ったからよかったけど、私は眠れなくて結局寝たのは1時半だった。

朝4時半ごろのこと、寝ていたところ、「不安で眠れないので背中をさすってほしい。ハグしてほしい」と言うので起こされた。

彼はいつも木曜日は5時に起きて7時に出かける。5時から7時の間、通常ただお茶を飲み続け、その間に何かするわけでもない。それで問題なければ良いが、「こんなふうに眠れないと言って私を起こすくらい不安な時にお茶だけ飲んでると余計不安が増すかもよ。何かしたら?例えばちょっと食堂に掃除機かけてくれたらうれしい」と言った。

実は昨日午後も同じように不安だと言って「助けてくれ。助けてくれ」と叫ぶのでハグして背中をさすってあげて、それでも収まらないようなので、「そうだ私がやっていた税金の確定申告のためのレシートの仕分けをちょっと手伝ってくれる?」と言ったら、それに1時間位かけたんだけど、もう手伝い始めてからすぐ不安は解消されてもなんともないようだった。それで「不安は大丈夫?」と聞くと、「よくなった」と言っていた。

彼とその時話し合って「不安がコントロールできなかったらやることの一つとして、掃除機をかけたらどうか」と話したのだ。

 

 

でもプレッシャーはかけるのはまずい

少し前、メンタルヘルスで悩む人を支援する団体のホームページに、「不安をコントロールできないときには体を動かすと良い」と書いてあるのを読んだ。つまり何もしないと、不安なことばっかり考えてしまうのでちょっと体動かすことをやれば不安を少し遠ざけられると思ったのだ。だから「掃除が嫌なら何でもいいけど体動かすようなことしたら。例えば腹筋とか(腹筋を以前毎日やっていたのだが最近はあまりやっていない)?」と言ったけど彼は「ただでさえ今日は忙しい一日なのに、余計なプレッシャーを与えるな!」と言って怒った。

なんだかこっちもだんだん腹が立ってきて「お茶飲むだけって外から見ると何もしてないじゃないの、何もしてないと、ますます不安が増すんじゃないの?」と言ったけど、そのうち目覚まし時計を止めて彼は起きていた。私はそれから眠れなくなった。

朝4時半に起こされたから3時間しか寝ていない。今日午前中水泳ーに行ってその後健康診断にクリニックに行くつもりだったけど、3時間睡眠で、タフな運動や健康診断に行くのも不安なので、今日の予定全滅になりそう。本当は水泳には昨日行くつもりだったんだけど、「一緒にいてほしい」と昨日も言っていたので、結局行けずにずっと一緒にいて家の近くを散歩した。

 

自分が辛いとき、誰か相談できる人がいいけれど

こんな風に毎日予定ができなくなる事は耐え難い。でも私は以前内臓を取る手術をしたときに取ったほうがいいか、妹に相談したらずっと後で「あんなことで相談するなんて信じられない。私ならしない」と言われたので、内臓1個取るのに相談もして欲しくないと言う妹にこんなことで相談できない。で彼の親戚はどうかと言えば、彼の上の姉には「私は何を言っても彼は言うこと聞かないから、私は妹に彼のことを任せる」と言われた。その彼の下の姉さんは、私が彼の心の病について相談しようとしてもすごく嫌な顔して「その話は今したくない」と言うか、たまに親身になって聞いてくれたとしても2、3分で話を終わらせる。それでメールで相談すると「メールを二度としないでほしい」と書かれて返信された。そんなで誰にも相談できないよな。

 

家族会に行くのはいい

唯一の救いは家族会だ。来週月曜は私は朝から習い事でそのすぐ後に家族会の主催するメンタルヘルスセミナーがある。家族会の人は、私の気持ちを他の誰よりも共有してくれるのでその時は救われる。それに1日彼といなくて1人でいる時間、私も心が安らげる。

昨日は雨上がりに散歩した時、陽光がとてもきれいだった。今日も風は強いけど太陽だけは輝いているようだ。今日3時間しか寝てなくてまた医者にも水泳にもいけなくなったから、何をしようかな。今日は彼が人並みに長時間働く日なので、私にとっては1日中自由に時間を使える。だから何か自分が心がほっとするような自分の好きなことをして充実した1日を過ごせたらいいなと思う。

 

お気に入りのカフェで朝食を食べる

結局午前中は近所のカフェで朝食を食べて、ワードプレスのハウツーの記事をオンラインで読んで過ごした。

カフェは河口が近い川に面していて、小さな船が時々海へ行き来しているのをぼんやり眺めることができる。

いつも言わなくても顔をみただけで私の注文を理解してくれるスタッフがいて、ドリンクバーだけの価格なのに、まるで旅先のホテルで朝食を食べているみたい。ここに来るだけで気分が明るくなる。

 

好きな部屋で、好きな音楽を聞く

私の家の一つの部屋には1部天井が5メートル位と吹き抜けの部分があって、だから寒くて暑いのであまり使っていない。でもそのせいで音響がとても良い。20年位前のステレオなんだけど、部屋の構造で音質よく聞こえるなと思っている。

午後は一旦家に戻ってから図書館に行って本を返却するつもりだったが、出かける直前にそのあまり使ってない部屋にいたくなり、突然、図書館行くのはやめ、午後ずっとそこで音楽を聞いたり本を読んで過ごした。その部屋には窓がたくさんあってとても明るく、長く放置してあったいろいろなものを最近片付けたこともあり、とても居心地良く見え他のだ。

私はこの部屋でそんなに長く午後いっぱい過ごした事は、この家に住むようになって10年近く経つが初めてだった。天井が高く開放感があって、めちゃめちゃ大げさに言うとまるでお城に住んでいるようなゆったりと豊かな気持ちになる。どんな建築の家で過ごすかが、人間のその後の空間感覚を変えるんじゃないかなと思った。

 

好きな本をゆっくり読んで、空想の旅をした気分になる

読んだ本はイタリアの作家モランテ(著名な作家モラヴィアの奥さんでやはり作家である)著「アルトゥーロの島」。長編で、だいぶ前から少しずつ読んでいる。この小説は、イタリアの島に住む14歳の少年が16歳になるまでの2年間のことを、少年の視点から書いている。母が亡くなった後お父さんが再婚した若い母への思慕がメインだが、非常に繊細に少年の心情が綴られている。

何よりドイツ人の父が移住した元修道院だった古い城のような家に住む少年の目から描かれた、イタリアの小さな島の寒村の様子や、地中海の太陽や豊かな海の描写が見逃せない。 イタリアの島には行ったことがないけれど、ギリシャではいくつか島巡りをしたことがあり、輝く海と太陽は美しいけれど閉鎖的な感じのする島で、こんなところに住むってどんな人生なのかなと考えていた。なんだかその疑問に答えてくれた小説でもあった。

日々何かと縛られて旅に行けなくても、こうして本で旅すると言う楽しみがある。

 

ゆっくりお風呂に入る

日差しでいっぱいの午後が、闇の中に沈んでいく夕方、部屋にいて何もしないと不安になることありませんか。だから夕方は忙しくしようと決めて日が暮れ始めたら洗濯をしてそれからお風呂洗って風呂に入った。そしたら本当に朝からのドタバタや泣きそうになる位辛い気持ちは、音楽と天井の高い部屋と、本で旅する体験や、あったかいお風呂で、かなり和らいだ。

家族会でも以前勉強会したけど、本人も家族も心の安らぐ方法をあらかじめ知って、心の調子が悪い時にそのことを実行するのは有効だなと思う。


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