多肉植物

多肉植物の植え替え。時期は種類によって違います。

2020年7月24日


多肉植物の寄せ植え。
買った時はとてもかわいいのですが、
そのうち大きくなって、ぎゅうぎゅうになり、
見た目が悪くなることがあります。
植え替えをするには、どうすればよいでしょうか。
こちらの記事では、多肉植物の植え替えについて深堀りしたいと思います。

 

・多肉植物の植え替え時期がわかる。
・多肉植物の植え替え方法がわかる。

 


暮らしに花をタスことで、タスかる人や花を増やしたい【花の定期便(タスハナ)】

 

植え替え時期は種類に因る。

多肉植物は、生育時期によって植え替え時期が違います。

共通して言えることは、生育期に入る頃から生育期の間が適期ということです。
これは、葉挿しや挿し芽ににする場合も共通します。

 

多肉植物の生育時期

ほとんどの多肉植物は、温度と日の長さで生育する時期が決まります。
日本で生育する時期によって、夏型種、春秋型種、冬型種に分けられています。

 

夏型種


夏に生育します。冬は休眠し、春と秋はゆっくり生育します。
生育適温は20~30℃なので、猛暑は苦手なものもあります。
4月から9月を目安に植え替えます。
(アガベ、アロエ、ディッキア、アデニウム、ユーフォルビア、カランコエなど)

 

春秋型種


春と秋が生育期です。夏は生育がゆっくりになり、冬は休眠します。
生育適温は10~25℃です。
3月から5月、9月下旬から10月を目安に植え替えます。
ベンケイソウ科の多肉植物のほとんどが春秋型種と言われています。
(エケベリア、セダム、センペルビウム、ハオルチアなど)

 

冬型種


冬に生育します。寒さに強いわけではありません。
生育適温は5~20℃です。春と秋はゆっくり生育し、夏は休眠します。
夏は明るい半日陰で管理し、強い光にあてないように気を付けます。
9月下旬から4月初旬を目安に植え替えます。
(アエオニウム、オトンナ、コノフィツムなど)

 

植え替えをしてみよう。

 

・用意するもの

・土(水はけのよいもの。多肉植物専用土を使うと簡単です。)
・鉢
・鉢底石
・鉢底ネット
・土入れ
・割りばし(隙間に土を入れこむ時に便利です。)
・ピンセット(細かい作業に使えます。)

 

・植え替える前に

植え替えをする時は、根が乾燥しているほうがよいので、
水やり直後は避けます。
根が湿っていると植え替えるときに傷みやすいからです。
鉢を持ち上げて軽ければ、乾燥している証拠です。

 

・手順

①植え替える鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を鉢の底から2~3cm程入れ、
用土を3分の1程度入れておく。
(同じ鉢に植える場合は、引き抜いた後で行いましょう。)
②植え替える植物に、傷んでいる葉や茎があれば、取り除いておく。
③株を鉢から抜き、根鉢を崩す。

④古い土は落とし、古い根や傷んだ根を取り除く。

⑤植え替える鉢に株を植え替え、用土で植えつける。
鉢の淵から1cmくらい、ウォータースペースをとること。
⑥植え替え直後は強い光にあてない。
⑦植え替え後の最初の水やりは2~3日して根が落ち着いてから行う。

 

生育期ではない時に植え替えをしたい時は。

園芸店で小苗を購入したので、すぐ寄せ植えにしたい場合もあるかもしれませんね。
冬だけど春秋型種を購入した場合、冬に寄せ植えするのはNGなのでしょうか。

休眠時期なので、あまりおすすめしませんが、
根鉢を崩さないで寄せ植えにしてみましょう。
水やりは控えたほうがよいですが、あまりに元気がない場合は水をやって様子をみます。

 

単体で植えていれば植え替えは必要ない?

植えている土が白っぽくなり、水の吸収が悪い場合や、
鉢底から根がはみでているような場合は、植え替えをしたほうがよいです。
鉢は、根を整理すれば、元の鉢に植え替えても大丈夫です。

 

株の大きさに見合った鉢に植え替えよう。

多肉植物は乾燥を好む植物です。
株に対して大きい鉢を選ぶと、水やりの後なかなか土が乾かず、
根腐れを起こす原因になります。
植え替え前の鉢に対して、ひとまわり大きい鉢にすると、
乾きにくさは解消され、株が生育した時にも対応出来るのでおすすめです。

 

株分けは生育期に行おう。

植え替える時に株分けをしたくなるかもしれません。
株分けをするのは、必ず生育期に行いましょう。
ぽろっと、根がついていない芽などがとれた場合も、生育期なら根を出し生育してくれます。

 

寄せ植えは風通しよく。


ある程度生育している多肉植物を寄せ植えにする場合は、
ぎゅうぎゅうに詰め込まないで風通しを良く植え替えるとよいでしょう。
これからまだ大きくなるし、株が混みあって腐るのを防ぐことが出来ます。

 

あまり神経質にならなくてもいい。

植え替えは、それほど神経質にやる必要はありません。
多肉植物はとても強く、土がなくても片隅で力強く生長を続けます。
植え替えが原因で多肉植物が枯れることはあまり考えられません。

冬の時期は寒いので、植物も動物も、人間ですら少々非活動的になるので、
積極的な植え替えは避けたいところです。

多肉植物をよい状態に植え替える為に、最低限守ること
・水はけのよい用土に植え替える。
・植え替え直後に直射日光にあてることは避け、根が落ち着いてから水やりをする。
・生育期がベストだが、生育期以外の植え替えは根鉢を崩さないで行う。

 

気楽に多肉植物を楽しみましょう☆


多肉植物は、種類によっては管理が難しく感じるものがありますが、
大体は育てやすいものばかりです。

植え替えの途中で葉がぽろりと取れても、葉挿しで芽を出すかもしれません。
途中で折れても、挿し芽にすれば根が出るかもしれません。
難しく考えないで、気楽にやってみてもらえたらと思います。

 

まとめ

・多肉植物の植え替えは、生育期に行ったほうがよい。
・多肉植物は植えている土が白っぽくなったら、必ず植え替えよう。
・多肉植物は育てやすいので、あまり神経質にならずに楽しもう。

 

人気ブログランキングに参加しています。人気ブログランキングに参加しています。クリックを頂けると、励みになります。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 花・園芸ブログへ
にほんブログ村

商品の紹介について

※ 当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

-多肉植物