なんとなく お寺の山門のような雰囲気ですが・・・

お寺ではなくて、 あづまが丘公園(googlemap) という ひたちなか市にある

ただの公園ですニコニコ。 前記事の反射炉も 同じ公園内です。

 

この門は 「山上門」と 呼ばれています下矢印

水戸藩の江戸屋敷 「小石川後楽園」から移築されたものです。

 

この様な形の門を 「薬医門」 と言います。

 

敷地内側から下矢印

 

下矢印薬医門の基本構造は 本柱に冠木を組んで、それに切妻屋根を載せたものです。

太い柱!! 

 

下矢印本柱だけでは安定が悪いので、内側に控柱を設けて補強します。

控柱は本柱より細い場合もあるけど、この控え柱は立派!

 

そして、切妻屋根を組むのですが、下矢印屋根の頂点はやや本柱側(外側)に寄ります。

束柱が 梁の中央から やや外側に寄っているのが分かります。 (装飾彫も素晴らしい!

基本的に、本柱で屋根の荷重を支えるということらしいです。

 

門の基本形は

本柱に冠木を組んだだけの 「冠木門」(かぶきもん)と言われています

写真は無いですけど イメージとしては、神社の鳥居みたいな感じです。

 

その冠木門に 屋根を乗せたのが下矢印この「棟門」(むなもん)という形です。

チョット薬医門に似てますが・・・

本柱に直接屋根が乗っているのがわかります (水戸市河和田 報佛寺)

これだけでは不安定なので、内側には低い控え柱があります。 

(または、塀に連結して支える場合もあるようです)

 

門の形も色々で、薬医門といっても 細かい造りが違っていたりして、なかなか興味深いです。

 

私は民家の長屋門が好きで、これも色々な形があって面白いですよ。