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【感想】スマホを落としただけなのに〜囚われの殺人鬼〜

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こんにちは、りんたろう(@rintarou44)です。

 

『スマホを落としただけなのに』の続編となります

『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の紹介となります。

 

前作で逮捕された犯人が今作でも登場します。まさかの主役級の扱い❢❢

囚われの殺人鬼では、新たなクラッカー、仮想通貨、デジタルフォレンジック、公安警察など前作とは違う切り口でサイバー犯罪が起きていきます。

前作以上の緊張感がある作品でした。

 

あなたのスマホは、ホームページは大丈夫ですか?パスワードは安全ですか?

この本を読むときっと確認したくなります。

 

 

あらすじ

神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課の桐野良一はあるPCから、死体で見つかった女の情報を探っていた。そのPCは、「丹沢山中連続殺人事件」の犯人のものだった。秘密を探るうち、犯人は桐野にある取引を持ちかけ――。その頃、巨額の仮想通貨流出事件が発生。セキュリティ会社で働く美乃里のもとに、ハッカーらしき男からコンタクトがあり………。情報化社会の恐怖を描くサイバー・サスペンス!(引用:本書 裏表紙より)

 

囚われの殺人鬼について

前作で猟奇的に描かれていた丹沢山中連続殺人事件の犯人、浦井光治は本作では友好的な雰囲気である。

 

新たなサイバー犯罪に協力を申し出た桐野良一刑事に対して

「これは司法取引でしょ。僕がこのM探しに協力すると、僕にはどんなメリットがあるんですかね」

などと牙をちらつかせるシーンもある。

 

しかし、司法取引を浦井が了承したあとで彼は

「既に命の保証がない以上、僕には守るべきものはありません。今回、操作に協力するのは、あなたが誠意のある人物だと思ったからです。そして桐野さんのとっておきの秘密を教えてもらえれば、僕はあなたへの友情の証としてこの捜査に協力します」

と人間らしさを見せ、殺人鬼も人なのだなと思わせられた。

 

感想

 前作に引き続き、刑事の毒島、丹沢山中連続殺人事件の犯人である浦井が登場する。

シリーズ化されると前作を超えられないというイメージがあったが、そんなことはなかった。

 前作は殺人鬼側に集中して話が進んでいたのに対して、今作は追う側にフォーカスを当てて話が進んでいった。

 たったそれだけの違いと思うかもしれないが、新鮮味があり違ったスリルを味わえた。

 

 原作時のタイトルが『パスワード』だったため2作以降スマホを落とすことはなく、パスワードがどうしてバレるのかに主眼が置かれている。

 1作目出版当初、2作目は書籍化の予定が無かったのかな(^_^;)と思うりんたろうでした。

 

 

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前作の感想はこちら

 

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3作目の感想はこちら

 

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