HUNGRY FOR ROCK(METAL)!

HM/HR系の音楽について語る!

BURRN!7月号

2020-06-10 | メタル親父のボヤキ(2020年)
1987年の3月号から、かれこれ30年以上にわたってこの雑誌を買い続けている。

80年代~90年代ははネットも普及しておらず、雑誌とわずかなラジオ、テレビ番組が、メタル関連の情報源だった。
そんな中でCDの売り上げの全盛期を迎え、他の雑誌にない辛口のディスクレビューが売りであり(いかにも持ち上げすぎのレビューももちろん存在はしたが…)、雑誌にしか上がっていないような貴重な情報も多く、BURRN!が売り上げを伸ばしていったのもそんな時代だったからこその現象だった。

しかし…
ネットの普及と共に雑誌の優位性はどんどん失われていき、音楽を手に入れる方法もCDから他の手段へ…という流れの中で、ここ近年のBURRN!は国内盤のディスクレビューの数が減り(レコード会社の広告が減ったからではないか?レビューの内容自体もかつての鋭さがなくなった気がする…)、情報源としても月刊誌であるためネットよりも場合によってはかなり遅れてしまい、存在価値はかなり小さくなってしまったと言わざるを得ないだろう。
まあ、それでも自分は廃刊になるまで買い続けるのだろうが…(苦笑)

そんなわけで今月号も期待していなかったが、しかし…
個人的にはなかなか読みごたえがあった。
表紙にある通り、「グラハム•ボネット&ANTHEM」が巻頭特集なのだが、両方とも好きなアーティストで、彼らが共演した20年ほど前の裏事情はなかなか興味深いものがあった。
さらに「私の好きなグラハム•ボネットのベスト5曲」なる特集があり、これも面白かった。
これについては後日記事を書いてみたい。

さらに良かったのが、「グランジ/オルタナティヴ再考」という特集。
個人的にはグランジは好きなバンド、曲もあるが、ごくわずかで、あのブームについては嫌な思いしかない。
しかし今回なぜあれがブームとなったか、単純に明るく華やかなHM/HRが流行った80年代に対する反動という見方ではなく、今まであまり知られることがなかった数々の事実から検証しているところが良かった。
これについてもこちらで後日記事を書きたい。



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