トランプ氏は負けたっぽいですね。
昔読んだ漫画に、
『たかだか1時間余りで蚊トンボを獅子に変える。勝利とはそういうものだ』
というセリフがありましたが、逆もまた然り。
やるからには勝たねばなりません、絶対に。
それが無理なら、避けるのが無難です。
ここ数年、店舗外活動に参画しているせいか、
人との交流が増えました。
もちろん仕事の一環で、存在感を示せないと意味がないですが、
同時に目立ちたくないとも思ってます。
出る杭は打たれる。表舞台に出ようとすればするほど、
引きずり降ろそうとする力も強まるものです。
まあ、薬局薬剤師に過ぎないアイは、
表舞台に出られたとしても、メインを張れる力はないですけどね。
アンサングの立場に甘んじるほど、無欲でもありません。
美味しいところだけを頂くつもりです。
例えばストレージから不要なファイルを削除するように、
アイは過去を切り捨ててきました。
未練もないし、もう役に立たないものを抱えて鈍くなるのは御免です。
ただ、生まれ育った街で開業し、店舗外でも交流を広げると、
いつか切り捨てた過去が戻ってきそうで怖いです。
あまり良い思い出もないもので。
大学を卒業して22年。その間に、学生時代の恥を知られた
サークル仲間が後から薬局に入職したり、全く相手にされずに
フラれた片思いの君が薬局に面接に来たりして、
その度に見栄を張るものじゃないと、思い知らされました。
まあ、それぐらいで済んでいるのは幸運ともいえます。
敵と再び相まみえたら、どうなってしまうのか。
もう見栄を張る必要もないほど自信をつけましたが、
平常でいられるかはわかりません。
他人に興味はないし、今更会いたくもない。
過去の人物たちがどこで何をしているか、知らなくてもいい代わりに
アイのことも知られないように願っています。
ゲームで言うところの隠密プレイですよ。
これでも実は色々やっているのですが、自分の名前は出さず、
あるいは出しても他に埋もれて目立たないようにして、
これからもやり過ごしていくつもりです。
それが大言壮語を吐いて何度も痛い目にあってきた、
教訓というやつですよ。