アメリカでの運転免許取得方法 | 準備書類・筆記試験【ジョージア州】

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アメリカで運転免許を取得しました。方法としては書類提出、筆記試験、実技試験を順にクリアして取得します。こちらの記事ではまず提出書類と筆記試験についてまとめました(ジョージア州の場合)。失敗談も含めて紹介します。実技試験についての記事はこちら

 

事前予約

     パソコン

筆者が免許を取得した2020年時点では、コロナパンデミックの影響で、免許センターに行くためには事前予約が必須でしたが、現在(2022年1月)は、予約不要になっています。都市部に近い場所、また学生の夏休みの期間は混んでいる傾向にあります。通常は筆記試験と実技試験を同日に実施できますが、コロナ等の影響で強制的に別日実施の場合もあります。テストの情報はこちらの公式ホームページからどうぞ。

 

身長と体重をフィートとポンドに

事前予約が無くなった代わりに、免許センターに着いたらまずパソコンで個人情報を入力するなどのステップがあります。個人情報の入力項目に「身長」と「体重」を、「フィート」と「ポンド」で入力する必要があるので、cm と kg しか分からない方は事前に調べておくと、その場であたふたせずに済みます。

 

準備するもの

    メモしているところ

必要な書類は州によって若干異なるので、今回はジョージア州の場合でまとめます。正確な情報が必要な方は、「州の名前 driver's license」で検索すれば、免許センターのホームページをすぐ見つけられます。

 

必要書類

必要な書類は以下の4種類です。

1.名前と生年月日の記載された身分証明書(パスポート)

2.ソーシャル・セキュリティー・カード

3.現住所を証明する書類2枚

4.I-94、グリーンカードなど移民局発行の書類(外国人の場合)

 

困ったのが3番目「現住所を証明する書類2枚」。自分の名前と住所が併記された書類であれば、電気代や水道代の紙などで構いませんが。筆者の場合、契約者が全て旦那の名前。自分の名前と住所が併記されている書類をその頃1枚も持っていませんでした。

 

その結果、失敗談その①「書類不備」発生。まず、「旦那の名前+住所」の書類2枚と、「旦那と自分の名前(住所なし)」の保険関係の書類、「戸籍謄本」を持って、1人で行くと、手続きNGに。これだけでは、夫婦であることも現住所に住んでいることも証明できないので、旦那を連れて来いと言われて終了。(そりゃそうですね。)

 

その後、旦那を連れて行き、無事に手続きが出来ました。その時は、電気代と水道代の紙を提出しました。全ての書類はコピーを取って返却されます。

最後に、登録内容に不備が無いことを確認し、電子サインを書きます。このサインがそのまま免許証に印刷されますので、もっと丁寧に書いておけばよかったと反省してました(笑)

 

費用と有効期限

ジョージア州の場合、申請費用は32ドルです。(筆記試験の受験料は、別途10ドル必要。)有効期間は8年間ですが、駐在などビザで滞在している方は、ビザやI-94の有効期限と紐づいている分短くなるので、注意が必要です。

また州によって費用などはバラつきがあります。例えば、お隣ノースカロライナ州は、5ドル(有効期限1年)、サウスカロライナ州は、25ドル(有効期限8年)など。

 

取得の手続き

     メガネ

受付カウンターで書類が受理されたら、その場で「視力検査」と「写真撮影」があります。視力検査は、メガネ・コンタクトありで大丈夫です。視力は映ったアルファベットを答えて確認します。また、視野は目の横でライトが光ったら伝えるというものでした。

 

写真撮影もカウンターの前で行います。これが仮免許証に印刷されます。私の場合、実技試験が別日だったので、実技試験前にも再度写真撮影を行い、それが実際の免許証の写真になりました。 同日に行う場合は、この顔が免許証に印刷されます。

 

 

筆記試験(Knowledge Test) 

      yes or no 

筆記試験料10ドルを支払い、パソコンが並ぶ部屋へと案内されます。筆記試験はパソコンで回答していきます。ジョージア州の場合、3択問題が合計40問です。

 

道路標識 (road signs)20問

交通ルール(road rules)20問

 

それぞれ20問中5問までは間違えてOK。つまり正解率75%以上で合格となります。1問回答するごとに、正解か不正解かが画面に表示されるのでドキドキします。

 

英語と日本語どちらで受験するか

筆記試験は受験言語として「英語」ではなく「日本語」を選択することが可能です。ここで筆者の失敗談その②「英語で受験して不合格」発生。恥ずかしながら一度度試験に落ちて$10を無駄に。二度目は「日本語」で受験し合格しました。

 

実は「日本語」バージョンの試験は翻訳がいまいちで分かりにくいという噂話を信じて、あえて「英語」で受験しました。ですが、実際は「日本語」で受験しても英語の問題文は併記されているので、日本語訳に疑問を持った場合は英文を読み直すことが出来るので問題ありませんでした。

ドライバー

また不合格の原因としては、明らかな勉強不足。試験内容は全て無料配布されているジョージア州運転マニュアルの内容から出るのですが、事前にちゃんと読んでいませんでした。(日本でも運転してたし...という考えは甘かった。)ちなみに、1度目の受験では「道路標識」は合格、「交通ルール」が不合格だったので、2度目の受験では「交通ルール」のみを受け直せばOKでした。

 

練習問題の参考サイト

インターネットで検索すると、サンプル問題がたくさん見つかります。まず、各州の免許センターホームページにサンプル問題があります。これで十分に雰囲気はつかめます。ただし、出題率は2割くらいの体感でした。ジョージア州DDSサンプル問題はこちらから。

とにかく運転マニュアルから出題されるので、試験の前に一度目を通しておくことをおすすめします。ジョージア州の運転マニュアルこちらの公式サイトから。PDFもダウンロードできます。

 

 

またこちらのサイトでは、各州の問題を扱っています。問題量は多く、少し難しめ。出題率は1割くらいの体感でした。ただ力試しには良いと思います。

driving-tests.org

 

 

実際の様子

       DDSの受付

実際の様子を少しばかり紹介します。まず、建物入り口で係員さんに今日はどの手続きをしに来たのか聞かれます。その後、入口にあるパソコンで個人情報を入力するか、受付の機械で受付番号を発行します。(紙が出てきます。)

 

       待合室

こちらがセンターの中です。現状もう少しイスがたくさん並んでいます。受付番号がアナウンスされると、前のモニターにも表示されるので、うっかり聞き逃しても大丈夫です。呼ばれた番号のカウンターに行き、その場で書類確認・視力検査・写真撮影をします。

 

これまで失敗談を2点紹介しましたが、もっとこうしとけば良かった~というものを、細かい点も含めてまとめました。どなたかのお役に立ちますように。 

書類不足で旦那が居ないとダメだと追い返される。(初めから二人で行けばよかった。)

②書いた電子サインが雑すぎて、若干途切れたままカードに印刷される。

③写真撮影が初日にあることを知らず、すっぴんで撮影。

④勉強不足と「英語」での受験で、1回目筆記試験不合格。($10もったいない)

➄受験2度目、免許センターのパソコンが朝からダウンし、一度出直し。(アメリカトラブルあるある。時間には余裕をもって。)

⑥受験2度目、念のために旦那を連れて行ったら、一度登録されているから旦那はいらないと追い返される。(連れてってごめん。)

⑦受験2度目、「道路標識」も勉強したが、初回で合格していたので受験する必要がなかった。

  

さいごに

アメリカでの免許取得は、日本よりも簡単ですが、事前に知っておけば良かったということも多かったので、今回まとめました。各州によって違いもあるので、参考として誰かの役に立てば嬉しいです。実技試験についてはこちらの記事をどうぞ。

 

 

*アメリカの交通ルールならこの記事におまかせ*

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