放課後デイサービスを見学に行ってきたよ

先日、息子が発達専門の病院で初めて診察してもらい、軽度のADHDと診断されました。今回は、ADHDと向き合い始めた我が家のアクションの1つである、放課後デイサービスの見学について。

見学に行った放課後デイサービスはこんな所

正直、最初に行ったのがこの施設だったことで、次以降に見学する施設の見る目が厳しくなったかも・・・というくらい、行って良かったです。

ADHDの診断を出してくれた病院の提携施設

ADHDを診断してくれた病院の提携施設

今回見学に行った放課後デイサービス施設は、受診した病院と提携している施設。提携しているから、検査や連携支援が受けられるってすごく魅力というか、安心感がありますよね。カルテや診断書を病院から引き継いで、日々の支援に生かしてくれるんだそうです。

一人一人に指導計画を作成してくれ、ひとりひとり違う特性に合った支援をしてくれるとのこと。これが、病院との提携のない施設でもできることなのか、他の施設に見に行ったときにはしっかり確認しようと思います。

心理士さんが直接対応してくれた

心理士さんが丁寧に対応してくださった

今回見学に行ったのは土曜日で、通常よりも少ない5人の小学生たちが活動をしていました。と違って高学年の子も来ていて、下は2年生から上は6年生までが一緒に活動していました。平日は1年生も来ているそうです。

みんな一様にリラックスしていて、2時間という活動時間の中身は子供たちにとっては結構しっかりと時間が決められている印象だったけれど、やらされている感がなくてとってもいい雰囲気。

見学時はいなかったけれど、普段は軽度の知的障害と診断されている子も通っていて、それぞれがそれぞれに合った活動をしているそうです。少ない人数の子供たちに対して、先生方がかなりがっちりついてくれていて、目が行き届いているという印象。

時間は15:00~17:00

預かってもらえる時間は午後3時から5時。2時間の中に学習の時間もあるし自由時間もあるし、なんと頑張った子にはご褒美時間なるものもあるそうで、子供たちのモチベーションを高くキープする工夫がされているみたい。

2時間て結構コンパクトですよね。普段学童にお願いしているのを基準に考えてしまう私としては、「太く短く」という印象を受けました。

送迎対応がある!

また、この施設は送迎サービスもあって、学校まで迎えに来てくれて、帰りは家まで送ってくれる。仕事で送迎が自分でできない我が家には本当に助かるサービスです。

ただ、我が家は遠すぎてこの送迎サービスを利用できないかもしれないのですが・・・。

学童と違うと感じたこと

学童とは違うと感じたこと

そもそも学童と比べるなって話だと思いますが、あまりにも比較対象と知識がないので今回はお許しください。ほかの施設にも見学に行けば、今回のところと比較して考えることができるようになりますから、あといくつか行ってみるつもりです。

学校が終わってから私の仕事が終わって帰ってくるまで預かってくれる学童と今回見学した放課後デイサービスとの一番大きな違いは、滞在中の子供たちへの接し方かと思います。学童は、自分たちである程度のことができる小学校低学年の子が集まっていて、先生方はもちろん面倒を見てくださいますが、子供たちの行動は基本的に子供たちに任されていて、先生方は子供たちに危険がないのか、困っている子がいないかなどを主に見てくださっています。対して放課後デイサービスは、もう少し先生と一人一人の子供たちとの距離が近く、一緒に行動してくれている感じ。

また、学童は学校の宿題に取り組んだり、読書をする時間などが決められているんですが、基本的には子供たちを親が見られない時間に「預かってくれる」施設なのに対して、放課後デイサービスは子供たちが「難しい」と感じている、人との距離感や集中力の持続などの課題に一緒に取り組んでくれる教育のための施設であるという点が大きく違います。

見学の時に説明をしてもらって驚いたのが、短い2時間の間で調理実習をする日もあるんだとか。遊びの中にもちゃんと他者との関わりを持つ練習が組み込まれていて、例えばぬり絵を2人1組で完成させるとか、順番を待たなくては取り組めない遊びが用意されていたりとか、子供たちが苦手とすることに自然と取り組めるように工夫されているんです。

費用は世帯所得によって上限が決まっている

今回見学した施設では、事前にもらっていたパンフレットで「1回の登所で1300円」という記載があったので、平日すべて通った場合は結構な出費になるなとブルっていたのですが、実際は世帯所得に応じて上限金額が決まっていて、大体の場合は月額5000円程度が上限になるので大丈夫ですよと言われました。

これだけ先生がしっかりついてくださって、費用面も安心ということなら通いますよね。通いたいです。

放課後デイを見学に行った我が家の今後

まず何よりも、見学に行ってみて本当に良かったです。実際に放課後デイサービスで過ごす子供たちを見られたことも収穫でした。

できることならこの施設にお世話になりたい。でも家が遠いので、送迎サービスが受けられなかったら行くことができません。病院との提携施設という安心感と、子供たちと向き合う心理士さんのとても真摯な対応に、完全に心をノックアウトされました。

とはいえ、距離の問題はぬぐえませんから、できるだけ間を開けずにあといくつか施設を見学して回ってみるつもりです。その中で、一番無理なく息子がなじめそうな環境で決めたいと思っています。

息子は、今回の見学の短い時間の中でも、施設の居心地の良さに気づいたようで、「通いたい」と自分から言いました。ちょっとしたこと、私なら流してしまうような本当に小さなことも先生は褒めてくださって、私としても短い見学の時間の中だけでも色んなことを教わった気持ちになりました。短い時間でそうやって空いての心をほぐしてしまう心理士さんって、すごい・・・。すんごいほぐされました。親子そろって。

引き続き、施設探しなどを記事にしていきます。

おすすめの記事