モラハラで離婚したいなら日記と家計簿!私が離婚するときに役立ったものを解説

はじめに

旦那が帰ってきて玄関の開く音がすると気持ちがずんと重くなる。胃がきりきりと痛くなる。

別居前の私です。このブログの運営者である私、まるは元夫のモラハラや金銭問題、マザコン、不潔・・・などなど、色んな理由があって離婚に至りました。離婚からすでに4年の月日が流れ、この一年でやっと暮らしも安定してきました。

思い返してみるとやっぱり結婚生活は辛いものでした。元夫は、モラハラ男のテンプレートよろしく、籍を入れたとたんにマウントを取るようになり、モラハラはどんどん加速していきましたので、私はだいぶ早い段階から「いずれ離婚することになりそうだな」と感じていました。そんな私が何となく離婚準備に行っていて実際に役に立ったのが、日記家計簿

今回はその二つがどのように役に立ったかをご紹介しておきます。

離婚したいなら日記をつけよう

まずは日記。夫からモラルハラスメントを受けている、ましてやDVを受けているなら、絶対につけておきましょう。でも、日記って結構おっくうですよね。毎日となると時間もなかったり。

毎日はつけなくてもいい

日記は何も毎日つけておく必要はありません。それに、専用のノートを用意しておく必要もありません。日常的に手帳を使っている人なら、予定を書き込むその余白にちょっと書き加える程度でも構いません。特には手帳を使っていないという方なら、100均でいいので購入しておくといいですよ。できれば、普通のノートよりも、その年の手帳を使っておいたほうが、いつの記録であるかという証明として使いやすくなるので、何かしら用意しておきましょう。

何かあった日は書き記しておこう

「夫に怒鳴られた」「夫から暴言を吐かれた」「夫がお金を使い込んだ」などなど、これは酷い!と思ったことがあった日に、簡単でいいので事のあらましを書きこんでおきましょう。

何もなかった日でも、気持ちが夫のことで沈んだり、イライラしてしまった時には、どんなことを考えて沈んだりイラついたのかを書き記しておきましょう。

感情的に殴り書きすべし

日記を書くとなると、かしこまって書かないといけないような気持ちになってしまいますか?そんなことは全く考えなくてOK!汚い言葉を書きなぐってもいいし、感情のままに書きなぐっていいんです。文書が支離滅裂になってもいいですよ。むしろその方が、苦しい胸の内が表現されて調停などの場では証拠としてうまく作用することがあるんです。もちろん、いつでも支離滅裂なことを書いていればいいという意味ではありませんが。

離婚したいなら家計簿をつけよう

離婚したいなら日記と家計簿をつけよう!画像

もう一つ、やっていてよかったのが家計簿。私の元夫は、金銭感覚がちょっとあれで、持っていれば持っているだけ、口座に入っていれば入っているだけ使ってしまうおバカさんでした。自分の稼ぎは分かっているはずだったんですが、家計の管理を私に任せて小遣い制にしたとたん、金銭感覚が頭から消えてなくなったのか、小遣いを使い切っても、私に言えばいくらでもお金が出てくると謎の思い違いをしていました。ですので、本人が必要と思った時に私が現金を渡さないと激高したものでした。元夫は結婚時に貯金を一切持っていませんでしたので、余分なお金は1円たりともなかったんですけどね。

なぜ家計簿が役に立つのか?

気に入らないことがあるとすぐに怒鳴り散らす元夫でしたので、やむなく現金を渡すこともありました。でも、我が家は決して裕福な家庭ではなかったうえに、姑の鶴の一声で持ちたくもない持ち家を買うことになり、ローンまで抱えていましたので、生活はカツカツでした。そんな中、小遣いが少ないとか、自分ばかり我慢しているとか、元夫は周りの人間や姑に吹聴して回っていました。

おそらく元夫は、私への意地悪のつもりでそうしたのではなく、本当にそう思っていたんだと思います。だから私の当時の弁護士にも、調停の場でも、実に雄弁に「妻が頭がおかしくて、自分のお金を隠している。」と得意げに語ったそうです。

そんな元夫の世迷言を一笑に付すために役立ったのが、家計簿。家計の状態がどうなっていて、元夫の小遣いがいかに適正であったかを一目瞭然にできました。

夫が使い込んでいる金銭が分かるようにしておこう

元夫には、小遣い専用の口座がありました。口座を持っていれば、小遣いを余らせて貯金をすることもできますし、何かと便利ですよね。でも、私からしたら心配事が一つ。児童手当の振込口座がその口座だったんですよね。

元夫は、こちらの心配した通り、しっかり振り込まれた児童手当をばっちり即日で使い込んでくれました。それらを家計簿にしっかり書き込んでおきましたから、調停で「子供のお金に手を付けたダメ男」という印象がバッチリつきました。もちろんそれだけではなく、キャッシングの明細などの証拠も提出したんですけどね。

結婚前の貯金は共有財産じゃない!しっかり守ろう

元夫はお金の勘定ができない人でしたので、結婚前の貯金というものはゼロでした。それは結婚するときにも少し気になりましたが、「結婚してから貯金すればいいしな」くらいにしか思いませんでした。今思えば、それが失敗ですね。タイムマシンが開発されたら、過去の自分に教えてあげたいもんです。

貯金がないだけならばそんなに目くじらを立てることではありませんが、元夫と姑は、私の貯金を当てにするフシがありました。それが顕著になったのは、結婚式資金の話をした時と、車を買った時。元夫となぜかいつも行動を共にしてきた姑は、私の結婚前の貯金を「夫婦の共有財産なんだからね」と、あからさまに当てにしてきました。後に後悔することになりますが、結局私は結婚前の貯金から、「貸す」という形で車購入金を立て替え、結婚式資金も支払いを行いました。その後の夫婦の収入から、私の結婚前の貯金に返金するという形をとることに相談して決めたんです。

金に汚かった元夫でしたから、そんな約束は守るはずがありません。もともとあったらあっただけ使ってしまう人なわけなので、ボーナスが出ても私が「ボーナスの中から、私に返すお金をどうするか?」と相談すると機嫌が悪くなり、最終的には「金の亡者」という称号を私に与えてくれました。

そのあたりのことも、先述の日記に記してあり、そして何をいくら貸したのか?いつ口座から出金したのか?を明確にする家計簿と、実際の車購入や結婚式の領収証がありましたので、調停の時に調停員もすぐに納得できたわけでした。

まとめ

私は調停で離婚しました。協議離婚と違って、調停離婚は、自分の主張に根拠があるほうが何かと事がスムーズに運びやすかったです。

離婚は、結婚生活の先にあるものです。離婚しようと考える段階ですでに、モラハラを受けた側は大変なストレスを抱えているもの。離婚の話し合いではできるだけスムーズに進めたいですよね。明確な数値で夫の非を明らかにできる家計簿と、モラルハラスメントという形の残りづらい暴力を証明する日記は、私の離婚に大いに役立ってくれました。実際調停の場でそれを使うことになるなんて、つけていた当時は知る由もありませんでしたが、夫のダメさ加減を文字や数字で表すのは、日々のストレス発散としても役立っていました。

もしも今、モラハラにあっていたり、夫の金遣いのことで困っているなら、ひとまず日記と家計簿をつけてみることをお勧めします。今はただのストレス発散のつもりでつけているそれらが、いざ離婚を決意したときに、大きな武器になってくれるかもしれませんよ。

どなたかの役に立ったら嬉しいです。

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