こんにちは!耕す太郎です。

スーハー、スーハー。

ブログを書くのも大変だし、ネタを探すのも大変なんです。

スーハー、スーハー。

何かを作るって、どんな物でも大変な作業です。

スーハー、スーハー。

この頃、大物芸能人の薬物での逮捕が大きな話題になっております。

耕す太郎には全く関係のない世界です。

スーハー、スーハー。

ただ、今回はこのブログを書くためにどうしても吸わないと先に進まないと思って、ついに吸ってしまっています。

スーハー、スーハー。

小学校から帰ってきたら娘に見られてしまいました。

「お父さん?なんでビニールにバナナを入れて吸ってるの?」

はい!どん!

「酢酸イソアミル」

そう!

日本酒に含まれる「吟醸香(ぎんじょうか)」です。

「吟醸香」とは日本酒造りの最終工程である「醪(もろみ)」の中で酵母が持つ酵素の働きによって作られる香気成分です。

日本酒の中でもフルーティーな香りがする場合がありますが、それは「吟醸香」の仕業です。

代表的な香気成分としては、メロンやバナナのように甘い香りのする「酢酸イソアミル」

リンゴのように爽やかな香りは「カプロン酸エチル」

現在では香りの出やすい酵母が開発されておりますが、昔ながらのやり方としては高精米の酒米を低温でゆっくり発酵させると香りが出やすいといわれております。

また香気成分はアルコールに溶けやすい性質があるため醸造アルコールを添加すると、香りが豊かになりやすいそうです。

しかし、純米酒にはもちろん醸造アルコールを添加出来ませんから、純米酒での香りを出すのは徹底した温度管理がなせるものなのです。

吟醸香のバランスはとても大切です。

あまり香りが強すぎると酒本来の風味を損なう恐れもあるからです。

また俗に言う「セメ臭」「セメダイン臭」は「酢酸エチル」という成分のバランスが崩れると出やすく、歓迎されない場合も多いです。
※酢酸エチルはまた別の機会で記事にします。

日本酒を開栓したときの香りを味わって、作り手さんの想いを感じてみたいものです。

偉そうに香気成分について書いた耕す太郎ですが、匂いに敏感ではないのです。

以前、酒屋さんが「まじでバナナっすよ!」っておすすめしてくれた日本酒を買ったのですが、

「まじでバナナいないっす」

そういうわけで、スーハー、スーハーとやっていたわけです。

訓練です。

お昼もたくさん食べてお腹いっぱいなので、訓練に使っていたバナナは食べられないので、お腹を減らした娘に聞いてみました。

「バナナ食べる?」

「いらない。汚いから」

、、、、、、。

あれ?これは何だ?

鼻の奥から何か感じる。

あっ、そうか!涙の香りだ!

おしまい。