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ウイルスとワクチンとPCR検査 3PCR検査

2021年01月16日 | Weblog
今日は、PCR検査についてです。
このブログを書くに当たって、改めて勉強してみましたが、やはり難しいです。
引用が多くなりますが、ご容赦ください。

PCR検査とは、微量のDNAを増幅させて蛍光色素を用いて可視化させるというものです。
その増幅させる技術にPCR法を使うのです。
サンプルの特定の領域内のDNA配列だけを増幅させるのです。
新コロの検査の場合は、新コロ特有の配列と思われる部分を増幅します。
増幅は基本的には2のn乗です。 nはCt値と呼ばれます。

このPCR検査の利点は、(Bio-Science~生化学・分子生物学・栄養学などの『わかりやすい』まとめサイト~参照)
①クローニングと比べて、簡便かつ迅速に特定のDNA配列を増幅させることができること。
②一度に多量のサンプルをPCRに用いることができること。
③ごく少量の鋳型DNAでPCRを行うことができること。
④実験の再現性が高いこと。
などが挙げられます。
短所としては、
①プライマーが絶対的に必要であり、一般的には1対のプライマーで挟まれた領域のDNA以外を増幅させることはできないこと。
(PCRでは、プライマーを設計するためのDNA配列が既知であることが大前提となります。)
②PCRに用いる耐熱性DNAポリメラーゼは、通常のDNAポリメラーゼとは違い、校正機能(3'→5'エキソヌクレアーゼ活性)がないこと。そのため、PCRサイクル数や増幅させるDNAの長さが長くなるにつれて塩基の取り込みミス(PCRエラー)が増えて、目的DNA配列とは塩基配列の異なる産物が増幅してしまうことがあります。
→PCR後の4)アガロースゲル電気泳動によって、目的DNA配列が増幅されたかどうかを確認できます。
③PCRでは初期DNA量に関して定量性はないこと。(数十回のPCRサイクルを行なった後にDNAが十分に増幅されたかどうかは確認できますが、初期のDNA濃度に数倍の差があったとしても、数十回のPCRサイクル後にはプラトー現象によって増幅産物の量に差が見られなくなります。)
④コンタミしたDNAに1対のプライマーが結合できる領域があると、そのDNAまで増幅してしまうことがあること。
などが挙げられます。
      (こうなると私は良くわかりません。)

この短所を踏まえて、新コロにPCR検査を使うのに注意するのは、上記のCt値感度特異度です。
 以下は、久保園 高明鹿児島病院 院長の解説よりの引用です。
「感度」とは、検査して“正しく陽性(感染している)と分かる割合”です。真陽性率ともいいます。例えば100人感染者がいるとして、検査で90人が陽性と分かるならば、感度は90%となります。
「特異度」とは、検査して“正しく陰性(感染していない)と分かる割合”です。真陰性率ともいいます 。例えば感染していない人が100人いるとして、検査で98人が陰性と分かるならば、特異度は98%となります。
なお、感染してから何日経過したかや、検体(検査する血液や体液)に含まれるウイルス量によって感度は変わりますが、新型コロナのPCR検査の感度は最高でも70%ほどと考えられています。特異度はおおよそ99%程度のようです。
東京都の人口1400万人に、下記の条件で検査した場合は、
・感度:70%
・特異度:99%
・感染率:人口の0.12%(東京都の10万人当たりの感染者数より仮の感染率を作成)、感染者約17000人
この場合、感染者を陽性と検出する的中率は7.8%12000人です。
偽陰性の人も約5,000人出ます。
一方で、約14万人もの人々が偽陽性と判定されてしまうのです。
結局、
1.疑わしくない人まで対象に含めて検査人数が多くなると、偽陽性の人数が多くなってしまう(真陽性〈本当に陽性〉の人数よりも多い!)。
2.偽陽性の人数が多くなると、検査の信用度が下がってしまう。

久保園先生の解説から考えると、PCRの拡充という現在の政策では、感染の確証が無い陽性者を増やしているだけになります。
Ct値が高すぎる問題も有ります。
ワクチンが医療関係者に行き渡った段階で、PCR検査は、医者が必要と認めた時だけに行なうと良いでしょうね。
ワクチンが医療関係者に行き渡った段階で、我々は他の風邪と同じように少しくらいなら旨いものを食べて布団をかぶって寝て、つらくなってきたら病院へ行く、で良いと思います。
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