ソ連Tier10中戦車 Obj. 430U レビュー

こんにちは、クレストです。

今日はソ連のTier10中戦車である、Object 430U(以下『430U』)についてレビューします。

 

詳しいスペックに関しては公式サイトやwikiを参照してもらうとして、(本当はそういうところも解説した方がいいと思うけど、まだそんな体力がない。)乗っていて気がついた長所と短所を挙げます。

昨日までさんざん乗っていたので、恐らくリアルな感想が書けていると思います。

 

長所

①重戦車並に堅い砲塔

②小柄でほどよく堅く癖のない車体

③高い隠蔽率

④快速系重戦車IS-7・Obj.277・113・wz111 5A)と比較して精度以外の面でアドバンテージがある

⑤快速系重戦車と比べて履帯旋回・後退速度が良い

⑥弾を多く積める

 

短所

①中戦車としては低いDPMと劣悪な精度

②通常弾の貫通・弾速がよくない

③俯角が5度しかない

④中戦車としては低い出力重力比

⑤結構よく燃える

 

ざっと思い出してこの程度でしょうか。これら一つ一つ解説していく前に、この戦車の立ち位置についてお話したいと思います。

たぶんここが一番大事なところなのですが、430Uはカテゴリーとしては中戦車に属しますが、立ち位置としては間違いなく隠蔽のある快速重戦車であると感じています。

以下根拠を示すために長所・短所の解説をしていきます。

 

 

長所

 

①重戦車並に堅い砲塔

→本当に堅い。正面であれば基本的にどこも(キューポラでさえも)実質装甲厚300mm以上のため、通常弾であれば貫通は不可能レベルに堅い。あとサイズも小ぶりだから被弾しにくい。

 

②小柄でほどよく堅く癖のない車体

→車体上部は角度にもよるが実質装甲厚250mm~300mmで通常弾を弾ける。下部こそ170mm程度だが車体が小さく狙いづらい。車体装甲が楔形でなく癖のない四角形なので、昼飯の角度が取りやすい。側面のシュルツェン・履帯があるため、薄い側面装甲でもHEAT弾に強いのもありがたい。あと113やIS7に比べてもかなり短く小さな車体は、被弾しづらく身を隠しやすいのもいいところ。

 

③高い隠蔽率

→中戦車でもトップクラスに高い隠蔽率。具体的にはカモスキル・食料・換気扇・迷彩込みでだいたい静止時隠蔽37%、移動時隠蔽28%。

 

④快速系重戦車(IS-7・Obj.277・113・wz111 5A)と比較して精度以外の面でアドバンテージがある

→精度は快速系重戦車と比較しても最下位クラスだが、単発火力440dmgはTier10中戦車中1位タイの値であり快速重戦車にもひけを取らない値である。課金弾も貫通340mmのHEAT弾と十分。DPM(一分あたりのダメージ量)は113・wz111 5aに僅かに劣るが、IS-7とObj.277に大きく差をつけている。特筆すべきは照準時間の短さと砲拡散の良さ。上記4両の中で最も照準時間が短い。またマスクデータである砲拡散が430Uは中戦車レベルであるため、頭抜けた砲拡散の良さ(拡散が少ない)がある。これのおかげで近距離射撃であれば、精度の悪さを感じることは少ない。

 

⑤快速系重戦車と比べて履帯旋回・後退速度が良い

→履帯性能も中戦車レベルであり、上記4車両と比べて一回りも二回りも速く旋回できる。しかも430Uだけ超信地旋回ができる。快速重戦車連中より履帯性能が飛び抜けてよく、小柄な車体と相まって昼飯の角度が取りやすかったり不意に車体を晒してしまうことが少なくて済む。履帯性能がいいおかげでポジションを取り直しやすい。町マップなど遮蔽物の多いマップで戦線を下げやすいのは地味ながら大きな利点だと思う。快速重戦車連中はどれも後退速度が15km/hのところ、430Uは18km/hあるのもよい。

 

⑥弾を多く積める

→430Uは弾を50発積める。IS-7が30発、113が34発しか積めないことを考えると、それなりのDPMを持つ本車両にとっては、地味ながら大きなアドバンテージといえるだろう。

 

 

430Uは中戦車としては滅茶苦茶堅い車体と高い隠蔽率、快速重戦車と比較して優れた砲性能と履帯性能を持っていますが、かなり重大な短所も持ち合わせています。以下短所です。

 

 

短所

 

①中戦車としては低いDPMと劣悪な精度

→オートローダーを除いたTier10中戦車中ワースト2位のDPM(ちなみにワースト1位はE50M。)、精度に至っては同ワースト1位である。DPMも低く精度も悪いため、自ら動きどうにかして射撃機会を作り出す必要性がある。

 

②通常弾の貫通・弾速がよくない

→通常弾の貫通は250mmで、マスクデータである弾速は940m/s。上記の低DPM・低精度とあわせて、この車両は遠距離狙撃にはまったく向いていない。打ち合い、そして勝つ必要がある。ちなみに課金弾・HE弾の弾速も同様に940m/s。

 

③俯角が5度しかない

→なにげない地面の傾きによって射撃できなくなってしまうため、マップを覚えどこなら射撃できるのか知る必要がある。

 

④中戦車としては低い出力重力比

→実用出力重量比が14.29 hp/tで低い。町マップや平坦な道であればさほど遅くはないが、坂道を上る際はなかなか辛い。

 

⑤結構よく燃える

→104戦乗ったが、恐らく10回程度は燃えたものと思われる。(正確には覚えていない。)車体正面下部を打たれるだけでも燃える。燃える。

 

 

以上短所でした。

短所をまとめると、430Uは遠距離狙撃に向いておらず、中戦車としてはDPMも足もない(あとよく燃える)、ということになります。

 

 

ではまとめに入ります。

 

Obj.430Uはいい意味で中戦車離れした装甲を持ちつつ、中戦車下位とは言え快速重戦車より頭一つ飛び抜けて扱いやすい砲・履帯を持った優れた戦車です。

重戦車が通るとバレてしまうような場所でも、高い隠蔽性能を持つ本車ならバレずに通れ、ショートカットしていち早く戦場でポジションに着くことができます。(例:パリで南の打ち合い会場へ向かう際にバレずにまっすぐ突っ切れる。)

それなりの足があることによって短距離であれば敵の追撃から逃れることも可能であり、また中戦車であるため草むらでスナイプをしてもバレないだけの隠蔽もあります。

DPMや精度、弾速は確かに扱いづらい要素ですが、持ち前の小さな車体と堅い装甲を生かし最前線で打ち合うことができれば、快速重戦車より優れた砲拡散と履帯性能により活躍することが可能です。

それほどにこの戦車の装甲は必要十分で、また砲性能・履帯性能は優れています。

俯角は5度と十分とは言えませんが、そこは知識でカバーできる範疇でしょう。

町で戦うことも、森で戦うこともできるこの車輌はとても大きな可能性を秘めた車輌であると思います。

正直ナーフもやむなしと思わさせられるほど強く、また乗っていて楽しい戦車でした。

 

以上総合しまして僕のObj.430Uの評価は、A : とても強い戦車です。

 

集団戦ではあまり優先度が高くない車輌かもしれませんが、基本的に自分の手で状況を打開する必要のあるランダム戦においては、装甲も隠蔽も砲も足もある430Uは完璧に近い戦車といってもいいかもしれません。

できるだけ早く本車輌を作成し搭乗することをおすすめします。

 

 

 

これで自分の初レビュー記事を終わります。

いかがだったでしょうか?

最近文章なんてまともに書いていなかったので、とても時間がかかってしましました。

文章もおかしいところがあったり、同じ言葉を何度も用いていたりしていると思いますが、これから良くなっていくと思いますので、大目に見ていただけたらなと思います。

 

次の記事は未定ですが、書くのも結構面白かったので近いうちになにかかけたらいいなと思います。

 

【参考サイト】

 


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