時間を大切に介護生活

認知症の義母さんとの日々をつづります。

義母さん、在宅ターミナルケア、54日目

驚くほどの気力で生きている義母さん。

水分点滴のみで1カ月を超えました。そして、まだまだ生きる。

苦しい。とは言っていますが、力もあります。

確実に毎日衰えていく姿は悲痛なものがありますが、それでも主人は義母さんに生きて欲しいと言います。

どう生きるかを考える良い機会になっていれば、と思って、受け止めています。

 

お医者さんからは、苦痛を取るには、点滴をやめれば良い。とは言われていますが、主人は、点滴を命綱のように感じている、点滴をやめる=殺す。と思っています。

なので、そこは踏み込みません。

自分の親だったら、そもそもターミナルケアとなった時点で、点滴をやりません。気休めで数日、数カ月を生きながらえる事を強いたくはありません。

今のうち、元気なうちに、食べて、呑んで、楽しんで♪と思っています。

 

昨日からほぼ寝たきりになり、介護は楽になりました。

ターミナルケアが始まって2カ月、延々と続くトイレ欲求につきあい、連れていき、介助する。

それがなくなりました。

寝たきりでもトイレ欲求があります。怖いですね。

なだめておむつにさせます。今は動かしたら、迷走神経反射で、白目をむき死んでしまいます。やっと主人も納得して、トイレに連れていくのを諦めてくれました。

この1週間は、本当にきつかったです。

夜中中、オシッコ!お便所!と騒ぎつづける義母さん。もう、尊厳とか言っているレベルではありませんよ。

それを、欲求をきかないのは冷たい。と言う主人。

でも、おむつ交換を完結できないのです。やりたい事とできる事は違う。

 

昨日から寝たきりで、身体的に楽になり、2カ月ぶりに眠れました。

このままであれば、低空飛行で何カ月いっても良いかな。ヘルパーさんを増やすなりすれば対応できそうです。

でも、もうすぐ来るであろう最後の時。

もう、悔いもありません。

笑えなくなった義母さん。どうか、安らかに最後の時を迎えて欲しいです。

 

せめて、痛みを訴えることがないのは良かったです。

麻薬とステロイドの調整がうまく行ったんですね。Try and Goでした、穏やかな今はあるので、良かったと思っています。

薬が切れると、苦しみとトイレ欲求しか訴えません。それでも、主人はまだ生きていて欲しい。難しいな。と感じます。