以前ここでも紹介し、
現在わたしが預かっている子でもあるチームひきだしの4にゃん。
すくすくと成長し、体重もおおむけ1kg超え。
いよいよ保護後1ヶ月になるので通常ならウィルス検査とワクチン…のはずなのですが。
動画をご覧ください。
実はこの子たちの母さんと、それから一緒に保護した5にゃんの母さんのキジ猫さん。
両方猫エイズキャリアでした。
そうなると、この子たちにも感染の可能性があります。
簡易検査では移行抗体などのこともあり、本当のところはわからないので、遺伝子検査をすることになりました。
子猫にとって多くの血液をとる遺伝子検査は大変な苦痛を伴います。
長時間注射針を入れられて暴れ苦しんだため、帰宅後は夜までノンストップで寝ていたほどでした。
遺伝子検査の結果が出るのは時間がかかるので、念のため採取した血液から簡易検査も一緒にしました。
その結果…ひきだしは4にゃん中3にゃんが陽性、1にゃんはうっすらとでした。
移行抗体に望みをかけ、待ち続けた数日間。
そして昨日、遺伝子検査の結果が出ました。
うっすらだった子は陰性…あとは陽性でした。
同じ場所でほぼ同時に出産したキジ母猫の子猫たちの検査はまだ2匹分しかわかっていません。今日にも結果が来ると思われますが、簡易検査で5匹中陰性だったのは3匹でした。
簡易検査の結果が覆ることを祈りたい…。
あんなに賢くて可愛い子たちが。
1ヶ月以上もの間、狭い箱の中でじっと暮らしていた子たちが。
こんな辛い思いをしてきて、やっと陽の当たる場所で自由に伸び伸びくらせると思っていたのに。
何をしたっていうんでしょうか。
発症しないことも多いということは知識としてわかっています。
が、やはり譲渡となると高いハードルになります。
隔離の必要もあるため、里親さんが見つかるまでの間、自由な空間で伸び伸び過ごすことが無理になるでしょう。
なぜこうなった?
子を生んだ母猫のせい?
エイズになった母猫のせい?
それらは元をたどれば結局人間の身勝手で無責任な関わりのせいなんです。
最初は1匹だった猫。
そこで不妊手術をしておけば…。
もちろんこの子たちには出会えなかったけれど。
その裾野に広がる他(現時点でわかっているエイズの子2匹、そしておそらく蔓延しているであろうことから、残りの6匹も)の猫たちをみる限り、体調はすこぶる悪く、痛々しくみえるその光景は少なくともなかったわけです。
現実から目を逸らし、責任を背負う事をかわす。
人それぞれの価値観があり、それを押し付けることはしたくないけれど、こうして不幸な命が生まれた以上(とは思ってはいないけど。絶対幸せにさせたいと思っているけれど。そのハードルが高いという意味においては)、せめてエイズに罹っているとわかっている子だけでも保護してあげてほしかった。
手が足りない?
それならなぜ毎日餌をあげているんだろうか。
これからは少し他のこともしなければならない?
9匹もの子の世話をするはずだったところ、それが一気になくなってるんだから、時間的にははるかに余裕が生まれていて然るべきでは?
もやもやと湧いてくる感情。
自分にイライラしてしまいます。
何度も書いているし、他のボランティア活動している方の共通認識だと思いますが、本当に、無責任に猫に関わる人ほどこの活動を無駄にする人間はいないなと。
猫に迷惑している人の方が遥かに話が通じます。
前向きに協力してくださる方ももちろんいらっしゃいます。
そういう方は自身でも周辺の猫さんの手術をしたり、猫さんのいる周りの環境を整えることをしてくださったり、周辺のお掃除をされていたりします。
周辺環境の悪化により猫さんが恨まれるのが嫌だからです。
そんなことになっても心も傷まず、こそこそと餌だけやって片付けはそこそこに。
そんな人は猫が好きなわけではないと思います。
だからこそ、それならいっそ関わらないでくれていたらよかったのにと思わずにいられません。
一度でも関わったなら、そのことについてくる責任くらいは全うしてほしい。
もしも外で猫が子育てすることを楽観的に考えているなら今すぐ考えを改めてください。
外での子育ては母子ともに命がけです。
無事生まれることもそうですし、生まれたとしてもカラスに喰われたり、今回のような病気に罹ったり。
母猫はただただ必死に子育てしているだけなのに。
子猫もただただ必死に成長しているだけなのに。
TNRについて否定的な人もいますが、そんなハイリスクな子育てをするのが「自然だから」の理由で放置されていいわけありません。
古来から猫は家の中で暮らしていた動物なのに、こんな状態が自然だと思えるようなことをしたのは人間なんです。
他の人がしてるから自分も?
そこに他の命を慮る気持ちが芽生えないのは、猫をはじめとする動物を人間より下に見ているのでしょうが、だとしたらその行為自体が理性的とはいえず、「自身が下に見ている対象」と同じ位置に下りているだけだということを理解してもらいたいです。
暗く悲しい話になりましたが、陽性だった子たちが、少しでも早く里親様と出会えるように、これからますますブログや動画制作をがんばると共に、チャリティ出品のcreema、そして個人出品のminneに新作をたくさん出品したいと思っています。
悔しがったり悲しんでも何も変わらないから。
できることをひとつずつでも。
youtube更新しました。
ナレナレーズ全員ご縁探し再開です。
youtubeチャンネル nekodasuke
保護猫の日常や猫に関するLifehackなどを配信しています。
https://www.youtube.com/c/nekodasuke
発信力を高めて、里親様募集中の動画をもっとたくさんの方に見ていただきたいです。
どうぞ、チャンネル登録をお願いいたします
チャンネル登録が増えると、たくさんの方に動画が配信されやすくなるシステムがあるので、どうぞご協力をお願いいたします。
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18匹の猫さんを保護された男性のYoutubeチャンネルです。
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もうひとつの拡散動画です。
先日熊本豪雨で被災して外をさまよっているところを保護された猫さん。
飼い主さんに情報が届けばと思います。
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