千葉県内宿泊者に最大5千円還元 キャンペーン第2弾
コロナ禍にあえぐ県内観光業を下支えする県独自の事業
「ディスカバー千葉」に、当選枠の4倍の約20万人の
応募があったことがわかった。
県はなお支援が必要だとして、第2弾を実施する。
世界では再び感染者が増え、国内でも微増傾向に転じおり、
県には感染抑制と観光業支援の難しいかじ取りが求められそうだ。
「ディスカバー千葉」は、抽選の当選者と同行者に最大2万円
(1人1泊5千円、1人なら4泊)を補助する制度。
来年1月3日までの宿泊を対象とした第1弾(20万人・泊分、事業費10億円)
には4倍の応募があり、「大きな反響があった」(県観光誘致促進課の担当者)という。
第2弾も事業費は同規模で、来年2月末までの宿泊で使える。
第1弾は応募条件を当初県民に限っていたが、
第2弾は最初から「感染状況を見た総合的判断」として県民以外も対象とする。
東京ディズニーリゾートや東京ドイツ村をはじめとする
冬のイルミネーションなど、書き入れ時を迎える年末年始
での利用を下支えしたいという。
県内の宿泊施設は、今春より復調傾向に
あるものの厳しい状況が続いている。
県によると、県内の主要24宿泊施設の8月の宿泊客は
12万1795人で、前月の5万893人から2倍以上に増えたものの、
昨年8月の6割にとどまっている。
県の担当者は「引き続き支援を継続する必要がある」とする。
応募は、県の専用サイト
(http://discoverchiba-cpn.com/ )などで申し込む。
対象は県内366施設(4日時点)。
対象となる施設の事業者には感染防止対策についての
同意書へのサインを求めた。さらに県の職員が感染防止
の業界ガイドラインを守っているかどうかを順次、確認しているという。
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