答えは・・・
こんにちは～
いつも応援ありがとうございます
今は接客業のパート主婦ですが
前職はケアマネをしていました
現場の介護暦は約15年で
その期間、病院の看護助手、老健、特養、
ケアマネは在宅と有料老人ホームで働いてました
その中で一番印象に残っている方のお話です
マスさん（仮名）享年84歳 独居
朝の訪問時にお亡くなりになっていました
白血病の為の服薬確認と食が細く朝と夕の食事の見守り
娘二人息子一人それぞれに結婚し家庭あり
マスさんのプロフィール
18歳で結婚、3人の子供を出産
28歳の時に旦那さんがお家を建ててくれて
家族で神戸へ引越しされる
2年後30歳の時に旦那さんが事故で亡くなり
その後 ビルのお掃除をしながら
3人の子供を育て上げる
68歳まで勤務し退職
それ以降は自宅で過ごされていた
何度も一緒に住もうとそれぞれの子供から
誘われるもガンとして受け入れず
独居を通されてました
ヘルパーさんからもとっても人気のある方で
アイドルの様に愛されてました
私も大好きでした
ある日、超ベテランのヘルパーさんが
マスさんにどうして息子さんや娘さんと同居しないのか
尋ねたところ
「お父さんが建ててくれた家だし
お父さんにあの日（多分、お葬式の時？）約束したのよ
3人の子供をちゃんと育てて
ワタイは死ぬまでお父さんの家にいるって」と言われていたそうです
その言葉には子供達には迷惑かけたくないという
信念もあったと思います
小さくていつも笑顔でニコニコ
やさしい方でしたが
凄い強い人だったんだと思いました
朝、私が訪問した時にお亡くなりになっていて
その後、娘さんがすぐ来られて
夕べ、孫達も来てすき焼きを皆で食べて
本当にお母さん嬉しそうだったんですよと
涙ながらに話されていました
きっと幸せな気持ちのまま
旅立たれたんだなと思いました
ビルのお掃除しんどくて大変だったけど
定年まで頑張って子供も立派に育て上げて
きっと一番素敵な時間を過ごした夜に
お父さんが迎えにきたのかなって・・・
他の家では鍵かけて家に入れてくれなかったり
床を拭いてる時にいきなり杖で叩かれたり
受難の多いお仕事だったけど
マスさんと会えて本当に良かったなと思いました
マスさ～ん、お父さんに会えた？
そっちはお天気どうですか？
こっちは朝から荒れ狂ってるよ～～～。
その夜、マスさんが何時に亡くなったのか
とても気になったまま 眠りにつきました
朝方、マスさんの夢を見ました
ニコニコ笑って 指を四本立てて
「4時」と言ってました
