以前、僕の趣味の柔術道場の稽古で『相手の気持ちを読む』と言うのがありました。

チェス


相手が「絶対に倒れるもんか!って思っている時にこちらも絶対に倒れるもんか!って思うと技がかかりやすくなるんです。

僕は勝手に『共通意識の法則』なんて言ってます。



ポイントは、相手が「絶対に倒れるもんか!」でこちらは「絶対倒してやる!では技がかからない事。

相手と同じく「倒れるもんか!」じゃなきゃダメなのが不思議で面白いところです。

柔道


ところで元野球選手の『イチロー』さんはある番組で「嫌われるの大好き!」って言ってました。
最初は「天才はやっぱり人と違うんだなぁ。」位の感想でしたが、今ならわかる気がします。


たぶん『イチロー』さんは『共通意識の法則』を感づいてたのかもしれません。
「『イチロー』大っ嫌い!」なんていう相手の方が、「俺も大っ嫌い!」って同じ気持ちになりやすいと言いますか。(苦笑)


『共通意識の法則』を知ってれば、勝負の世界では好かれようが嫌われようが、読みやすい方が有利という訳ですね。


これ、例えば日常会話なんかだと

「今日は蒸し暑いわねぇ。」「本当に蒸し暑いですねぇ。」とか
「ビール飲みてぇ!」「僕も飲みたいですぅ!」とか
「家に帰ると夫が家事手伝ってくれなくて、本当にイヤ!」「本当にイヤですねぇ・・・。(;^_^A」とか・・・。

色々応用できます。

そだねー




訪問マッサージでは良く施術拒否の患者さんがいらっしゃる事があります。
ご本人は施術嫌なのに、ご家族が施術して欲しいとおっしゃる場合なんですが。


そんな患者さんを担当するときもこちらは施術しながら「マッサージ受けるのいやだ!」って思うとおとなしく施術受けて下さったりします。
(もちろん治療効果は低くなります。それと、正直あんまり楽しくはないです。(苦笑))



例えば介護施設でも
「入浴いやだ!」って言ってるご利用者さんを入浴させる時に、介護する方も「入浴いやだ!」と思ってみたり、
こんな施設いやだ!家に帰りたい!」って言ってるご利用者さんをなだめる代わりに「家に帰りたい!」って介護する方も思ってみるのが良いかもしれません。


なかなか『イチロー』さんのような心境までにはなれませんが、結局好かれようが嫌われようが興味を持ってもらっていることに変わりはないので、そこをありがたく利用させてもらうと。

別に聖人になれと言ってるわけじゃなく、どんな感情でも相手と同じ気持ちになることが結局得だし大事だというわけですね。




ところで一番大変なのは相手が『無関心』な時。


これだと柔術の技もかからなきゃ、施術もなにもかも効果ありません。

『好き』の反対語は『嫌い』じゃなくて『無関心』と仰ったのはマザーテレサさんだったでしょうか。
本当にそうなんですよね。

無関心



でも介護の場合、患者さん、ご利用者さん、ご家族が周囲に無関心になる事もありますよね。


そんな時は以前の記事でお知らせした
『相手と目を合わせる』
『同じものを見る』
『表情の真似をする』などをすると効果がありますよ。




もしよければご参考に。


最後まで読んでいただいてありがとうございました。





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