メンバーを見渡すと、昨年の上位陣に加えて、ダートから転戦してくる馬がいるが、いずれも前に行きたいクチの馬。他にも控えては味の出ない馬も多く、活気ある流れになることは間違いなさそう。
地力・適性が一番あるのは人気の⑬ライオンボス。枠順にも恵まれ、当初はこれで仕方なしと考えていたが、調教を見て考えを改めた。力から勝たれても納得だが、いかにも調教が軽い気がしてならない。最終追い切りが15-15を強めにした程度の時計。少なくとも、人気を考えるとこれはリスクと取りたい。
となると、何がこれを負かすのかという話になる訳だが、強気に前々から押し切れそうな馬に目が行くが、前がかりになりそうな展開も考えると、ピンと来る馬がいない。ここは、普通なら不利に映る差し馬の末脚一閃に期待したい。
◎⑫ビリーバー(杉原)
戦績を見るとまさに短距離の差し馬。差し馬は末脚不発に終わることも往々にしてあるが、この馬は常に堅実な差し脚を繰り出している。
レースぶりを見ると、1200mでも行きたがるのを我慢させての直線勝負が多い。これなら、初の1000mでも極端に追走に苦労することはなさそう。後は直線に適性があるかないかだけ。
人気の⑤ナランフレグには、昨年暮れの浜松Sで負けているが、これも前述の通り道中で頭を上げて行きたがったうえ、内枠が災いして直線は伸びない内に突っ込むしかなかったもの。枠順でアドバンテージのある外枠を引いたうえ、調教で抜群の動きを見せた今回、適性さえあれば逆転可能とみる。
騎乗する杉原騎手は、これまで重賞勝利はないものの、3年前のこのレースで3着に入るなど、比較的直千を得意としている。お手馬で望む今回は、重賞制覇の大チャンス。渾身の騎乗を期待したい。
馬券は単複⑫。
なお、今週はWIN5がキャリーオーバーしている。WIN5的中を目指す企画でYouTubeデビューするなど馬券名人として鳴らしている私の友人が、渾身の勝負を賭けるとのこと。
以下のチャンネルで戦っているので是非注目していただきたい。