「本拠地」とはいえ絶好調横浜相手に1勝2敗。仕切り直したいタイガースは鬼門・ナゴヤドームでの中日戦に挑みます。
先発は前回登板で完璧な投球を見せた青柳です。勝敗こそ2勝2敗ですが、昨季阪神相手に防御率2.75、WHIP1.04と苦手とする柳を攻略することができるのでしょうか。ハイライトとスポーツナビでの情報収集のため、簡易版の振り返りをご容赦下さい。
【阪神】
1 中 近本
2 二 糸原
3 左 糸井
4 三 マルテ
5 一 ボーア
6 左 サンズ
7 遊 木浪
8 捕 梅野
9 投 青柳
【中日】
1 中 大島
2 右 平田
3 左 アルモンテ
4 一 ビシエド
5 三 高橋
6 二 阿部
7 遊 京田
8 捕 木下
9 投 柳
開幕前は期待値の高かった両チームの打撃陣ですが、この試合は予想通りの投手戦が展開されました。両投手が順調な立ち上がりを見せともに5回まで無失点のしびれる展開に。阪神は3回に先頭梅野のツーベースで先制機を作りますが、青柳のバント失敗などで流れを掴むことができません。一方の中日も5回に無死1、2塁とするとキャッチャー木下がバントの構え。こちらも送ることができず、後続も倒れ青柳がピンチをしのぎます。そして続く6回、ついに試合が動きました。今日も荒れた制球ながら要所を締めていた青柳でしたが、この回フォアボール2つでピンチを招き、バッターは昨季対阪神のOPS.854、得点圏打率.435と嫌な記憶が多い阿部寿樹です。内外に散らばる配球の中で、6球目のツーシームが甘く入ってしまいました。上手く右に流された打球は内野を抜け、中日に先制点が入ってしまいました。
1点ビハインドという大事なマウンドを任されたのは日曜に素晴らしいボールを放っていた能見です。先頭の木下をフォークで三振に切って取り今日も期待できる滑り出し・・・が、ここで代打武田に真っすぐを続けフォアボール。続く大島はボール球を巧みに拾いチャンスを広げると雲行きが怪しくくなってきます。不調の平田は落ちるボールを捨てており1死満塁の大ピンチ。ここでアルモンテに投じた初球、142km/hのストレートを振り抜くと痛恨のグランドスラムとなってしまいました。
【中日】 5 - 0 【阪神】
勝 柳 (1勝1敗0S)
負 青柳 (1勝1敗0S)
鬼門はやはり鬼門だったのでしょうか。球が暴れていた青柳はここぞで素晴らしいボールを投じ何とかしのぎ続けたものの、最後に中日打線につかまってしまい結果5安打シャットアウトリレーで完敗です。結果能見が浴びた満塁ホームランが致命傷となってしまったゲームですが、この継投は色々な意見を呼びそうです。7回、8回、9回の3イニングを残した状況でしたが、リード時では岩崎スアレス藤川とつなぐのでしょう。
しかし個人的にはこれはやむを得ない結果論と思います。ここ最近の阪神リリーフ陣が投げているボールを鑑みれば、何とか勝ち筋を残したいこの場面能見という選択は僕もしたでしょう。
2戦続けて結果を残せないリリーフ陣ですが、この日昇格即登板となった馬場は良かったですね。ストレートは150km/hを超え、140km/hの高速スプリットはことごとく低めに決まり空振りの山を築いてくれました。苦しみ続けたドラ1投手は当時のスカウティングが3年の時を経て現実となった格好で、今度こそ救世主としてこの18番に期待したいと思います。
現実のお天気よろしく梅雨入り中の打線頼むの一言に尽きますが、梅野の打順を上げることは良い影響を生むのでは・・・素人意見ながら矢野監督、ぜひお願いします!
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