オタク文化の切れの端

基本的にweb小説を紹介するブログです。普通のラノベも読みます。批評とかもします。たまに一般文芸とか映画の感想とか思ったこととかが入ります。

【雑談】Vtuberの二次創作漫画に対して思ったこと

 今回は雑談です。もはや若いオタクにかなり浸透したVtuber。もう文化として定着した感がありますね。私もたまーに見ています。そんな彼らの二次創作漫画についての話しです。一応書いときますが別に書くのやめろ! とかネガティブな話しではないですからね! 個人的に思ったことです。

 ツイッターをやっているとVtuber二次創作の漫画がRTで流れてきます。その中でキャラとキャラがイチャイチャしているものが結構あるんですよ。それが個人的にはちょっと衝撃だったというか。感覚が違うのか? みたいな気持ちになったんです。なんのこっちゃって感じだと思うので説明していきます。

 基本的にオタクたちは二次元のキャラクター達で二次創作していたわけですが、二次元のキャラクターたちは創り手の元から離れて独立しているわけです。続編があるとかでなければそのキャラの情報は増えませんから、よし! 自分達で作ろう! というのが二次創作です。まあ他にもいろいろあると思うんですが、あんまり関係ないので置いときます。

 基本的に今有名なVtuberって中身があってこそのキャラクターですよね。生放送が主流となっている関係上、造ったキャラでは情報量が足りなくなってしまいます。それを補うために中の人(オタク的に言えば魂)の地がバーチャルの皮と合わさってVtuber○○というキャラを形成しています。一時期のキズナアイの中身談義みたいなのからも視聴者にとって中の人間が重要視されているのは間違いないでしょう。

 なので個人的な認識としては同人用語で言う生モノ、つまり実在の人物を扱った同人に近いのかなぁと思っていたんです。今人気のVtuberの構成要素って中の人が8割以上を占めていますよね。生モノは基本的に本人から隠すというのが普通という認識だったので市民権を得て出てくるのにちょっとびっくりしたというか。

 オタクの文化へ明確にくっついているので、Vtuver自体が二次創作に大らかというのが一番大きい気もするのですが、他にもいろいろ要因があるのかもしれません。まあ本人が嫌がっていないなら問題はないわけですし。

 とはいえ中身の色が出まくってるキャラクターを空想上のキャラとして処理している人が多いというのは個人的に衝撃で、興味深いなーって感じます。Vtuver本人たちがあんなに地を出してもキャラはキャラと割り切ってるのも面白いですしね。

 Vtuberの二次創作漫画は個人領域に踏み込むことでは? と思っていた私の認識と世間のズレがこんな気持ちを作ったわけですが、この辺の差異をもう少し考えてみようかなーと思います。