今回のテーマは日本のこれからについて話します。

 

 

アメリカの実情

現在アメリカではトランプ対ディープ・ステートの激しい戦いが繰り広げられています。こういった状況をみると、どうしても日本とアメリカを比較してしまうのではないかと思います。

 

アメリカでディープ・ステートが暗躍しだしたのは、ウッドロー・ウィルソン政権下で、アメリカの中央銀行である連邦準備銀行が誕生した1913年あたりを一つの節目として見る必要があると思います。

 

のちに1920年にウィルソンの提案で国際連盟が誕生しますが、大日本帝国時代の著作を見ると国際連盟の主要メンバーのほとんどがユダヤ人だったと言われています。

 

日本とアメリカの関係はこのあたりに既に微妙な関係になっていましたが、それは日本がロシア革命後にシベリア出兵した時にも、その関係性が見て取れます。

 

当時の日本は国際社会の要請を受けて、ロシア国内に取り残されたチェコスロバキア軍の救出のためにシベリアに出兵しました。この時に同時に参戦したアメリカは、なぜか日本を妨害するような行動をとったと当時の資料には書かれています。

 

つまりアメリカ軍はロシアのボルシェビキに有利なように動いていたということです。レーニンの死後、ソ連ではスターリンが台頭し、それまでとは逆に、ソ連内部のユダヤ人が粛清の対象になり始めました。

 

このため、アメリカに多くのユダヤ人が流入してきました。当時のアメリカは、ウィルソン政権以来、バーナード・バルークというユダヤ系の資本家がアメリカを影で操っていると言われていた時代です。

 

アメリカがディープ・ステートに支配されるようになった一つの節目がウィルソン政権時代で、トルーマン政権あたりまで非常に強力な力をもっていました。

 

しかし戦後、マッカーシズムと呼ばれる共産主義者を排除しようという動きによって、一時ディープ・ステートも力を失っていきます。

 

しかしその後、ケネディ大統領が暗殺され、次第にディープ・ステートが再び権力を取り戻していきます。当初は民主党で権力を握っていたディープ・ステートですが、共和党でも権力を握りだします。

 

フォード大統領の時代には、ディープ・ステートの重鎮であるネルソン・ロックフェラーがアメリカの副大統領に就任しています。

 

もうこの時期には共和党も民主党もディープ・ステートの傀儡政党となってしまいました。二大政党制は強固な二つの政党の両者を手中に収めれば、国家そのものを傀儡にできるシステムと認識され、日本でも小沢一郎の「日本改造計画」の一つとしてやがて採用されることになります。

 

ディープ・ステートがほぼ完全にアメリカを思いのままに動かせるようになったのが、ジョージ・H・W・ブッシュの時代からです。マルクス主義から発展した新保守主義という魔法の思想が誕生しました。

 

新保守主義は、西欧由来の保守思想とはほとんどなんの関係もありません。ディープ・ステートのマルクス主義者が単に看板を挿げ替えただけだったのです。

 

このブッシュ政権から始まり、クリントン政権、ブッシュJr政権、オバマ政権までが、完全なディープ・ステートの傀儡政権だったのです。

 

ここで突如として登場したのが、トランプ政権だったわけですが、ディープ・ステートは2016年から屈辱的な4年間を過ごさなければなりませんでした。このため2020年の選挙では、形振り構わず、彼らが可能なすべてを結集してトランプ政権を打倒するために様々な工作を行ってきたのです。

 

ディープ・ステートの一つの行動原理は、アメリカのキリスト教徒をキリスト教から解放するという理念を持っています。これは誰が言っているかといえば、あのカール・マルクスです。ディープ・ステートの行動原理はマルクスの理論と一致します。

 

キリスト教徒をキリスト教から解放するためにも、サタニズムは必須のツールです。アメリカでは現在、一説によると、30万人もの悪魔崇拝者がいると言われています。アメリカの若者のカルチャーを見てみれば、かつての古き良きアメリカの面影はなく、大衆音楽とともに、悪魔崇拝がポピュラーなものになっています。

 

30万人と言いますと、日本の中核都市に相当し、新宿区の人口にも匹敵します。私は日本でも相当程度サタニズムやディープ・ステートのエージェントがいると考えていますが、アメリカにおけるそれは日本の比ではありません。

 

アメリカにおける退廃と破壊は、明確に日本の遥か上を長い間進んできたのです。そのため、その反動としての活動も必然的に日本よりもずっと盛んに行われてきたわけです。

 

ディープ・ステートの数々の悪行を暴露する言論は日本よりも遥かに膨大に存在し、どういったことをしていくべきなのかという議論もたくさん行われてきました。

 

ただし、多くの場合、孤独と絶望のなかで行われてきたわけです。誰も自分たちの言葉に耳を傾けてくれないという状態でも、現在トランプ政権を支持している多くのアメリカ市民がかつては全く見向きもしてくれなかったにも拘わらず、彼らは継続して自分の役割を全うしていたわけです。

 

日本でディープ・ステートの工作活動が活発に行われだしたのは、敗戦と同時と考えるのが普通でしょう。様々な方法で彼らは地道に日本の文化や精神を破壊してきたわけです。テレビやラジオ、政府の諸機関、学校、学界、政界、法曹界と彼らは抜かりなくやってきたわけです。

 

そしてさらに戦後は日本の周辺に彼らの傀儡国家が建設されていきます。韓国・北朝鮮・中国・ベトナムなどは、初めから彼らの傀儡国家として建設された人工国家です。中国がディープ・ステートに支援されてきたことは有名ですし、アメリカ民主党が日本ではなく中国を重視していたことからもわかります。

 

日本はアメリカの周回遅れでディープ・ステートの傀儡国家として改造されていきましたが、日本人の精神性はしぶとく、他の国と比較しても操作することが難しいという側面があります。学界・政界・法曹界・メディア業界などはある程度工作によって破壊することに成功したわけですが、日本人は彼らにとって煩わしい存在であり続けました。

 

その証拠に、ディープ・ステートは三極委員会という組織を作る必要に迫られました。これはデイヴィッド・ロックフェラーがはっきりと言っていますが、日本の存在のために作られた国際的な工作組織です。三極委員会を中心に彼らは日本で地道に彼らのエージェントを育成してきたわけです。

 

私たちが学界や政界、法曹界、メディア業界に違和感を感じたとしてもそれが、情報工作、洗脳工作だとは知らずに、学校は間違っているとか、日本の政治家は間違っているとか、日本の法解釈は間違っているとか、日本のテレビはどうかしているとか、そういった疑問を呈してきたわけですが、残念ながら、長らく本質は隠されたままでした。

 

しかし、一方でディープ・ステートの工作が最も上手くいっている国は、日本ではなく、アメリカやイギリス、フランス、ドイツといった国々です。当初ロシアこそが彼らの最大の拠点でしたが、プーチン大統領の出現によって、ロシアをなかば手放さなければならなくなりました。

 

そしてここに来て、そのアメリカで市民たちの逆襲が始まったというのが今なのです。ここでディープ・ステートが敗北すれば、ロシアに続く大きな失地となります。彼らとしては絶対に引けない戦いです。

 

日本は、このロシアと、アメリカの経験を幸いにして見ることができます。当然にディープ・ステートのこれまでの工作の結果として多くの日本人にはこの本質が見えません。

 

しかし、日本国民の多くは、やや癖はありますが、誠実であり、どこかオカシイ、間違っていると感じ続けています。しかし、そのための処方箋を提示しているのがディープ・ステートのエージェントなわけですから、なかなか真実にはたどり着けません。

 

私は日本の政治家はディープ・ステートのエージェントとして働いていると信じて疑いませんが、アメリカにおけるエージェントよりは、多少は救いがありものと思っています。しかし、アメリカのエージェントがもはや何の役にも立たないように、日本のエージェントも基本的にはアメリカのトランプのような役割を演じることはできないでしょう。

今の日本ですべきこととは

日本人としてすべきことはたくさんあります。それはある意味で人それぞれというべきでしょう。ただし共通して言えることは、しっかりと、インテリジェンスというものを理解することです。ディープ・ステートの中枢にいる人間たちはインテリジェンスのスペシャリストです。

 

アメリカがディープ・ステートと戦うことができている下地には、アメリカのNSAや国防軍、FBIなどの有志の存在があります。残念ながら日本の弱みはここにあります。

 

日本には公式の軍隊はありませんし、専門の情報機関もありません。必ずしもないわけではありませんが、非常に規模が小さいものになっています。FBIのような高度な警察組織があるともいえないでしょう。アメリカのように、政府機関の有志によるクーデターはあまり期待できないものと思います。

 

アメリカと異なり日本の有利な点を挙げるとすれば、日本では、直接工作員として侵入するのが難しいという点です。ディープ・ステートはアメリカにあっては一人のアメリカ人として潜伏することができますが、日本では、明らかに見た目が違います。

 

日本の放送局に外国人が多く採用されている理由がこれにあたります。アメリカ国民の多様性とは異なり、日本での国民性は単一的です。そのため、かつての大日本帝国に属していた朝鮮半島の人間が、ディープ・ステートの代わりに潜伏するようになりました。

 

日本はアメリカとは異なり、それでも直接統治は難しいのです。日本にはこのように短所もあれば長所もあります。現状としては、アメリカのような段階にはなりませんが、かつてのアメリカも今の日本のような状態だった時代があったわけです。

 

アメリカはアメリカであり、確かに現在のアメリカでの諸現象は日本人にとってうらやましい部分があるかもしれませんが、よかれあしかれ、そこでの優劣はあまり重要ではありません。

 

大事なことは、物事をより正確に分析する方法を人々に、少しずつ浸透させることは重要です。また、情報が少しずつ構築されていけば、必然的に、その情報を元に新しい情報や思考方法が生まれてきます。

 

私たちの行動が手遅れになってしまうのか、それともまだ十分に間に合うのか、結論は私たちにはわかりません。希望にかけてみることが不正解であるという結論を私たちはまだ目にしていません。10年もすれば、世界の価値観は今とは全く別物になっているでしょう。それが良いものなのか、悪いものなのか、もしかすると、あなたの今の判断が決定するのかもしれません。

 

最後に

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご感想などありましたら、気軽にコメントください。

 

 

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