この記事の内容は、様々な資料をもとに書かれています。

 

内容の中には一部ないしは全体を通して、資料に基づく偏見や誤りがある可能性があります。また、筆者自身による偏見や誤りがある可能性も当然否定できません。

 

できる限り公平かつ事実に基づいて記事を書きたいと考えていますが、この点を踏まえていただけましたら幸いです。

 

今回のテーマはユダヤ思想です。

 

 

 

 

 

はじめに

 

現代社会において、次の四つの思想が非常に重要な役割を占め、およそ全ての政治思想に大きな影響を及ぼしています。一つが20世紀に世界を大混乱に陥れた共産主義。次に、世界の一般的な左派の間で支持されているリベラル。第三に保守派および進歩派の中でも重要な経済理論として支持され続けている新自由主義。第四に20世紀後半から世界の保守派のなかで主流な立場に躍り出た新保守主義。

 

およそ、欧米のメディアにおいて重要視されている思想はこの、共産主義、リベラル、新自由主義、新保守主義です。これとは対照的に20世紀後半から、最も邪悪な政治的立場に貶められたのが、国家社会主義に代表されるようなナショナリズム、そして新自由主義および新保守主義に保守思想の本流から完全に追いやられた保守主義などがあります。ナショナリズムと保守主義が現在の欧米メディアにおいて肯定的に論じられることはありません。

 

それは現在メディアを支配している層にとってナショナリズムや保守主義というものが不利益を齎すものと認識されているからです。20世紀後半から、欧米メディアや教育界を含む思想層は一貫して、特にナショナリズムを批判し続け、そうすることによって大衆にこれらの思想が悪であるという印象を確固たるものとしました。

 

これとは対称的に共産主義、リベラル、新自由主義、新保守主義という思想が思想界の中心に今なお居座り続けています。共産主義は現在20世紀ほどには支持されることはありませんが、それでもなお今も大きな影響力を持っています。21世紀になってようやく共産主義は間違いだったという考えが欧米メディアにおいても一般化されました。しかし、有名な知識人の中にはいまだに共産主義が社会において与えた影響を高く評価している人間がいます。

 

ジャック・アタリやズビグニュー・ブレジンスキーのような人間が共産主義を評価し続けたように、未だに彼らの周辺の人々、言い換えますと、ディープステートに位置する人々はこの思想を評価し続けているのです。

 

共産主義

 

18世紀の中ごろにユダヤ系ドイツ人のカール・マルクスによって生み出された共産主義思想は、フリーメイソンを中心とした国際的団体である第一インターナショナルにあって、無政府主義と共に団体の構成員によって支持されました。このように第一インターナショナルは過激な政治思想を実践するための組織として活動を始めましたが、共産主義者と無政府主義者の争いによって空中分解し、後に第二インターナショナルにその役割を譲ります。第二インターナショナルは社会主義者によって支持されましたが、実行力がかけたため、第一インターナショナルほどのインパクトは残しませんでした。

 

これに対してレーニンらロシア十月革命を実行したボルシェビキの革命家によって第三インターナショナル、コミンテルンが設立されました。ボルシェビキ政権の初期の中央委員会のメンバーの大部分がユダヤ人であり、この政権にはフリーメイソンが深くかかわっていたと言われています。ロシア帝国時代に幾度となくロシアのユダヤ人は虐殺され、そして同時に彼らは幾度となくロシア皇帝の暗殺を試み、実際に成功させたこともありました。革命によって、ユダヤ人がハートランド(ロシアを中心とした地域)を支配することになり、非ユダヤ系のスターリンによってユダヤ人の主流派が粛清されるまでは完全にロシア共産党はユダヤ人によって運営されていたのです。

 

この間にもドイツやハンガリー、チャコスロバキア、ルーマニアといった地域でもユダヤ系の共産主義者が暗躍し、短期間のものも含め実際にその地域をユダヤ人が支配したのです。ほかにもアメリカやイギリスでも共産主義者は暗躍し、更に中国にまでユダヤ系共産主義者は活動の場を広げていました。

 

カール・マルクスがユダヤ人であったように、共産主義は主にユダヤ人フリーメイソンが中心になって広めた思想でした。この共産主義思想に影響をうけた日本人は非常に多かったわけですが、共産主義がユダヤ人シオニストが中心になって主張されているものであると認識していた人間がどのくらいいたのかは不明です。

 

共産主義がブレジンスキーやジャック・アタリのようなユダヤ人によって支持されてきたのにはこういった背景があります。

 

リベラル

 

リベラルがユダヤ人によって支配されるようになった最初の大統領はウィルソン大統領であるといわれています。ウィルソン政権下でユダヤ人が行ったことの代表的なものに国際連盟の創設が挙げられますが、この国際連盟は実質的にフリーメイソンによる組織だったという人は少なくありません。実際に戦前の日本でも国際連盟の主要メンバーはユダヤ人であり、国際連盟は全くの茶番だったという文書も残っています。

 

他にも1913年に連邦準備銀行というユダヤ人資本によって設立されたアメリカ合衆国第三番目の中央銀行の存在も忘れるべきではないでしょう。また、サミュエル・ウンターマイヤーの働きかけによって、アメリカの最高裁判所の判事にユダヤ人のルイス・ブランダイスが初めて選ばれました。以後、最高裁判所の判事には多数のユダヤ人が選出されることになり、現在に至るまでアメリカの判事にはユダヤ人が選ばれ続けています。

 

国際機関の設立、中央銀行の設立、最高裁判所の判事とウィルソン政権時代にユダヤ人は確固とした地位を確立しました。その後は、フランクリン・ルーズベルトによる長期政権によって、更にユダヤ人がアメリカの中枢における影響力が大きくなりました。一時はマッカーシズムによって民主党内のユダヤ系共産主義者は取り締まりの対象となりましたが、赤狩りが下火となってからは、民主党ばかりではなく共和党への影響力も手に入れることになります。

 

現在のアメリカ民主党の諸政策は、国民の人権を尊重するという表向きの根拠とは別に、アメリカにおけるユダヤ人の影響力を拡大させるための政策になっています。大衆はメディアや教育機関において洗脳されてしまっていますが、人権の尊重とは方便です。その実はアメリカ合衆国の支配権をWASPから剥奪し、完全にユダヤ人のものにするためにも、過激な人権思想は必須のプロパガンダであり続けるのです。

 

21世紀において最も成功したユダヤ思想はリベラルと言ってもよいかもしれません。リベラルの思想がフリーメイソンによる革命、フランス革命の理念を更に推し進めている点などよくよく調べる必要があるものと思います。

 

新自由主義

 

新自由主義というと様々な解釈がなされますが、ここではミルトン・フリードマンによる経済思想を中心に考えたいと思います。日本国内でもミルトン・フリードマンの影響は絶大であり、現在の保守派および進歩派の経済学者の多くがマルクス経済学、ケインズ主義、新自由主義の影響を受けています。このうち特にマルクス経済学と新自由主義とはともにユダヤ人によって提唱された思想であるという点を見過ごすべきではないでしょう。

 

ミルトン・フリードマンの新自由主義とは必ずしも自由主義を極度に推し進めたものではありません。何らかの秩序があって自由主義というものがあります。その一つがウィルソン政権時代に作られた連邦準備銀行による支配を重視するというものです。フリードマンの自由主義は、通貨発行権の自由を認めるものではありません。通貨発行権は連邦準備銀行という絶対的な支配者によってなされることを肯定しています。これはある意味でプロレタリア独裁にも通じるものがあります。連邦準備銀行という独裁的な権力のもと国民は平等に扱われます。

 

国民には教育を受ける権利などを含めた最低保障以外は市場原理に任せることが是認されます。しかしながら、繰り返しになりますが、通貨発行権だけは市場原理には任せないのです。もちろんこのような思想のため、大学並びにメディアを通じて新自由主義は肯定されるべき経済思想として宣伝されます。

 

経済は国民の幸福を実現するものではなく、資本家や投資家の利益の実現のために存在するということになっていきます。政府はもちろん究極的には必要がなく、小さな政府が主張されます。究極的には国家運営は必要ないわけです。新自由主義は最終的にはアナルコキャピタリズムという過激な経済思想へと導かれていきます。そしてそれを連邦準備銀行もユダヤフリーメイソンも望む所なのです。彼らにとって国民国家とは嫌悪すべき対象なのだから。

 

新自由主義は日本でも自由民主党や維新の会のみならず、立憲民主党などにも多大な影響を与えています。新自由主義さらにはアナルコキャピタリズムへと社会が導かれるその先には、イスラエルを中心とした新世界秩序が待っています。

 

新保守主義

 

新保守主義のはじまりはトロツキストのユダヤ人からはじまりました。ノーマン・ポドレツ、そしてアーヴィング・クリストルというユダヤ系アメリカ人であり、トロツキストがはじめ民主党右派へと転向し、やがて保守派へと転じます。レーガン政権では伝統的な保守派である、ラッセル・カークのような知識人が重要な役割を担っていましたが、やがて保守派の主流派はこの共産主義者から転向した保守思想である新保守主義の手に握られることになります。

 

それまでのラッセル・カークにみられるような伝統主義的な価値観は一掃され、アメリカは世界の警察としての役割を更に拡大し、アメリカは軍産複合体の言いなりになっていきます。湾岸戦争にアフガン紛争、イラク戦争とブッシュ親子は中東においてイスラム教国家に圧力をかけていきました。この秘密結社スカル・アンド・ボーンズのメンバーでもある二人の大統領は、中東におけるイスラエルの地位を結果的に確固なものとし、新保守主義者たちの政策は民主党のオバマ政権にも引き継がれ、リビア、エジプト、シリアといったイスラエルの周辺諸国の政権が妥当されたり、内戦に巻き込まれたりする事態になりました。

 

この政権の背後にいたのがノーマン・ポドレツやアーヴィング・クリストルの息子たちをはじめとしたユダヤ系の知識人であり、彼らはアメリカにおける保守思想を完全に一変させることに成功しました。現在に至るまで新保守主義、ネオコンの主要な論客の多くがユダヤ人であり、ロシアのプーチン政権を封じ込めるために、ウクライナを始めとした旧ソ連諸国に対して積極的に支援し、民主化運動を展開し、親米政権および親イスラエル政権の樹立、更にはユダヤ人による政権の樹立のために様々な工作を行っているのです。

 

まとめ

 

学校や政府、メディアによって支持されているこれらの思想はすべてがグローバリズムであり、そのすべてにユダヤ人が多大な影響を与えています。影響を与えているというよりもこれらの思想はそもそもが彼らのためのものなのです。諸国民はその国家の保護を受けないようにするという点でも、これらの思想は共通しています。すべてが反ナショナリズムであり、反保守主義なのです。

 

反保守主義というのは、簡単に言うと革命や改革に反対する勢力に対してアンチであるという意味です。近代の保守思想は反フランス革命とともに始まったのですが、そのフランス革命を起こした人間と、共産主義・リベラル・新自由主義・新保守主義の中枢にいる人間は同じ組織の人間なのです。

 

さいごの一言

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご感想などありましたら、気軽にコメントください。