【初心者向け】Docker for Windows で、Ubuntu 18.04 環境を作ろう

おおまかな流れ

1. DockerHub から、”Ubuntu 18.04″ のイメージを取得（pull）
2. 取得したイメージに名前をつけて、コンテナとして起動（create + start = run）
3. 起動させた、Ubuntu18.04 のコンテナに、bash で入る（exec）

環境

• Windows 10 Pro（バージョン：1909、OSビルド：18363.900）/ 64bit
• Docker desktop (for Windows) 2.3.0.3 (45519/stable)
  • Engine: 19.03.08
  • Compose: 1.25.5
  • Kubernotes: v1.16.5

やったこと（詳細）

Docker 環境に、”Ubuntu 18.04″の導入

PowerShell の起動

スタートメニューから、”Windows PowerShell” を選択、起動

Ubuntu 18.04 のイメージを取得

PowerShell 上で、 docker pull ubuntu:18.04 と打ち
DockerHub から、ubuntu18.04 のイメージをダウンロード（pull）してきます。

> docker pull ubuntu:18.04
18.04: Pulling from library/ubuntu
a1125296b23d: Pull complete
3c742a4a0f38: Pull complete
4c5ea3b32996: Pull complete                                                                                             1b4be91ead68: Pull complete
Digest: sha256:e5b0b89c846690afe2ce325ac6c6bc3d686219cfa82166fc75c812c1011f0803
Status: Downloaded newer image for ubuntu:18.04
docker.io/library/ubuntu:18.04
>

コンテナを作成（create）して起動（start）

続いて、 docker run -d -it --name="ContainerUbuntu18.04" ubuntu:18:04 と打ち、コンテナに名前を付けて起動

コンテナの作成は create コマンド、起動には start コマンドを使いますが、作成と起動を同時に処理してくれる run コマンドを使用

> docker run -d -it --name="ContainerUbuntu18.04" ubuntu:18.04
31bb0565ec40b577c95fe245e7f947d58abd6f05580875731edce493a997533f
>

起動したコンテナに、bash で入る

docker exec -it ContainerUbuntu18.04 bash と打ち、コンテナに bash で入ります

> docker exec -it ContainerUbuntu18.04 bash
root@31bb0565ec40:/#

いったん、bash を終わってみる

exit コマンド（これは bash コマンド）を打ち、いったん、コンテナ内の bash を終了して、PowerShell に戻ります

root@31bb0565ec40:/# exit
exit
>

これで、コンテナ内から出ましたが、起動した ubuntu 18.04 のコンテナ（名前：ContainerUbuntu18.04）は、起動したままです。

コンテナの起動状態を確認してみる（ps）

docker ps -a を打ち、コンテナの起動状態を確認する

“STATUS” が “Up” になっていれば、起動していることを表している

> docker ps -a
CONTAINER ID        IMAGE               COMMAND             CREATED             STATUS              PORTS               NAMES
31bb0565ec40        ubuntu:18.04        "/bin/bash"         31 minutes ago      Up 31 minutes                           ContainerUbuntu18.04
>

起動しているコンテナを終了（stop）

docker stop ContainerUbuntu18.04 を打ち、起動しているコンテナを停止させます。

> docker stop ContainerUbuntu18.04
ContainerUbuntu18.04
>

docker ps コマンドで、起動状態を確認する。停止していれば、下記のようにコンテナの “STATUS” が “Exited” になる

> docker ps -a
CONTAINER ID        IMAGE               COMMAND             CREATED             STATUS                    PORTS               NAMES
31bb0565ec40        ubuntu:18.04        "/bin/bash"         53 minutes ago      Exited (0) 1 second ago                       ContainerUbuntu18.04
>

停止した、コンテナを再起動（start）

docker start ContainerUbuntu18.04 を打ち、停止させてたコンテナを起動
docker ps -a コマンドで確認すると、STATUS が “Up” になる。

> docker start ContainerUbuntu18.04
ContainerUbuntu18.04
>
> docker ps -a
CONTAINER ID        IMAGE               COMMAND             CREATED             STATUS                   PORTS               NAMES
31bb0565ec40        ubuntu:18.04        "/bin/bash"         56 minutes ago      Up 44 seconds                                ContainerUbuntu18.04
>

まとめ

これで、Docker 上に、Ubuntu 18.04 環境を開始できるようになったので、あとはユーザを作ったり、プログラムを書いたりして遊んでみましょう。

今回は、Windows 上（PowerShell）上で、イメージの取得、コンテナの作成・終了までを実施しましたが、Mac や Linux 上でもDocker が動作する環境であれば、Docker コマンド群は同じように動くはずです。