実話ベースの映画で、タコベルのチェーン店のオーナー一家
絵に描いたような白人のセレブ家庭が
絵に描いたように、はぐれちゃっているけど優しくて気の弱い黒人の子を里子として受け入れ
その子が、アメフトで成功していくまでを描いてます。
多分、鑑賞は今日で3回目だと思うけど、最高の映画です。
良い人ばっかり出てくるんだよね。
最初は抵抗を示していたハイスクールの先生たちも、だんだん能力を認めていったり
突っ走って家に招き入れた女房を気持ち良く支える夫や、ちょっとはすに構えていた長女も
すーっと受け入れていくし
特にSJ(白人の子供)とマイケル(黒人の子)のコンビがたまりません。
無邪気だけどこまっしゃくれていて、純粋だけど生意気なSJは、マイケルのことをすぐに愛情をもって「兄」と周りにも言いふらすし
アメフトの鬼コーチにもなるわ、大学からスカウトの交渉人にもなるわと、大活躍。
SJが際立って素敵だった。
そして、主演のサンドラブロック。
強いアメリカ女の典型で、筋が通っていて気持ちが良い。
セレブ仲間のお茶のときに
「あなたが彼の人生を変えてあげているの、素晴らしいことよね」的なことを言われて
「違うわ。彼が私の人生を変えてくれているの」と答えるとこで、とんでもなくグッときた。
そして、この言葉が最後まで頭から離れなかった。
親は子供を育てるのと同時に子供が親を育てているのと同じことだよね。
子供ができることによって、親として成長していく。
人に施すことによって、自分も施されていくんだね。
まさに「情けは人の為ならず」だ。
しかし、本当にこういう役をやらせるとサンドラブロックに勝る女優はいなそうだ。
笑えて泣けて最高の映画です。
AMAZONだと今は有料で299円ですが
NETFLIXでも配信してるので、そっちだったら会員だったら無料です。
ま、お試し期間だけで、退会しちゃうのもアリだし
気が向いたらぜひ。